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「ザラ」が世界最新の名古屋店を公開 サステイナブルな機能も搭載

 「ザラ(ZARA)」は8月18日、翌19日に日本最大規模の店舗としてリニューアルオープンする名古屋店(名古屋市中区栄3丁目)を公開した。2004年4月に開店した当時、オープン初日売上高の記録を塗り替えるほど好調なスタートを切った名古屋店。古い建物で売り場面積も1000平方メートル弱と狭小だったが、15年5月末に建て替えのため閉店するまで、日本で売上高トップ3を誇る繁盛店舗だった。2年以上のブランクを覚悟のうえで、新宿店に続く世界最新型店舗、かつ、売り場面積2179平方メートルという日本最大規模へと拡張オープンするもの。

 白を基調とした店内は、2面がガラス壁面で、外光が差し込み、天高も高く(1階は3.3メートル)、明るく開放的な雰囲気だ。キレイな四角形の地型で、壁面には絵画のように商品をフェイスアウトし、壁と柱周り以外はラックを中心に全て可動式の什器を採用。通路幅も広く、抜け感があり、視認性も高く、回遊性を促すとともに、商品をより高級に見せる効果を発揮している。店内には大型デジタルサイネージを多く採用し、ウェブと連動しながら、最新情報をタイムリーに訴求できる仕掛けとした。

 サステイナブルを追求し、省エネながらも冷暖房効果を高めるエアカーテンやLEDライト、バックヤードでも節水の仕様や人感センサーによる節電などを施した。なお、「ザラ」を擁するインディテックスでは、20年までにこのサステイナブルな最新型店舗に全店舗を切り替えると宣言している。

 売り場構成は、1階はウィメンズのモード系ライン“ザラ・ウーマン”を集積。オープン時には今秋冬のビッグトレンドと言われるチェックを打ち出し、フェミニン、スポーティ、マニッシュなどテイスト違いのスタイリングで見せている。各コーナーの陳列は、テイストや柄、コンセプトごとにまとめられ、コーナー内でコーディネートが組める仕様としている。日本初上陸となるフレグランスについては、レトロコーナーの前に生花とともに飾ったり、レジ前でラインアップを紹介したりして、存在をアピールする。

 2階はウィメンズのトレンドライン“トラファルック”と“ザラベーシック”で構成。チェックや花柄、宇宙柄、ファー付きアイテム、着物ガウン、メッセージTシャツなどシーズンのマストアイテムをそろえる。名古屋店限定アイテムとして“ディア・ナゴヤ(Dear Nagoya)”を掲げ、ピンクのファーサンダルとミニバケツバッグを投入した。

 3階はメンズとキッズで、大型化したことでともに商品ラインアップが拡充。ベビーだけでもコレクション数が1.4倍に増えている。日本では新宿、銀座とここ名古屋だけで取り扱うインディゴカラーやコーデュロイを使ったカプセルコレクションや、世界最速でガールのニットコレクションも販売。さらに、名古屋再登場を祝して“ハロー・アゲイン(HELLO AGAIN)”と銘打ったシャチホコのスペシャルタグ付きのアイテムなども展開。メンズでは“ディア・ナゴヤ”シリーズのうち、名古屋エリアの地図に同店と名古屋周辺店舗をマークした刺しゅうのシャツや羽織りなど、遊び心のある商品も用意した。

 名古屋店のオープンに向けて、周辺のアジアやスペイン本国などから100人規模のプロフェッショナルが来日して、オープンに向けた店づくりが行われたザラ名古屋店。日本の、そして世界の「ザラ」の店舗のあり方を象徴するストアとなりそうだ。