ファッション

「フジロック’17」が開幕! 目まぐるしい天候の変化に対応すべく、来場者は機能性重視

 国内最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル’17(FUJI ROCK FESTIVAL’17、以下フジロック)」が7月28日、新潟県湯沢町苗場スキー場で開幕した。1997年の初開催から21回目となる「フジロック」。今年は30日までの3日間で国内外から総勢234組のアーティストが参加、ライブやDJを披露する。会場では、タレントのマギーや常連組のモデル、吉田沙世やるうこ、武居詩織らの姿に加え、世界各地からやってきた“フジロッカー”を見ることができた。

 曇り模様の中スタートし、午後には真夏の日差しが差し込んだと思った矢先、激しい雨に見舞われるといった山間部開催の「フジロック」らしい目まぐるしく天候が変わる1日となった。来場者の多くはこういった天候の変化を予想し、例年通り機能性重視のアウトドアスタイルが主流。突然の雨にはバックを背負ったまま着用できるポンチョが重宝され、足元のぬかるみは定番アイテムの「ハンター(HUNTER)」や「日本野鳥の会」のレインブーツ、「キーン(KEEN)」のサンダル、「ナイキ(NIKE)」などのブーツライクなスニーカーでしのいでいた。前日の27日に発売され、200人以上が「ビームス 原宿」に行列を作ったビームス(BEAMS)とイギリスのロックバンド、ザ・エックス・エックス(The xx)のコラボグッズを身につけた来場者など、アーティストグッズやバンドTシャツの着用者も多い。

 初日のヘッドライナーは、“最も成功した架空のバンド”ゴリラズ(Gorillaz)。4月に発表したニューアルバム「Humanz」をひっさげての16年ぶりの来日公演ということもあり、4万人以上を収納するメーンステージ「GREEN STAGE」は超満員に。ペバン・エヴェレット(Peven Everett)がサプライズ登場した「Strobelite」や「Stylo」「Clint Eastwood」など新旧入り乱れる楽曲を披露し会場を大いに盛り上げた。ザ・エックス・エックスは、ボーカル&ベースのフロントマン、オリヴァー・シム(Oliver Sim)の星柄シャツをはじめ、メンバー全員が黒を基調としたスタイリッシュな衣装で登場。ラフ・シモンズ(Raf Simons)がMVを監修した「I Dare You」など情感あふれる楽曲で観客を魅了した。無類のファッション好きでも知られるRADWIMPSのフロントマン、野田洋次郎はトレードマークの帽子を着用し、映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」など全11曲を演奏し会場を沸かせた。

 「フジロック」1日目はこのあとも、ベネズエラ出身のトラックメーカーのアルカ(ARCA)とビジュアル・アーティストでミュージシャンのジェシー・カンダ(Jesse Kanda)やRhizomatiksの真鍋大度らが登場し、明日朝5時まで続く。

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