ファッション

一般公募による新ブランド設立プロジェクト SNSで才能を発掘

 EC専業アパレルのネバーセイネバー(東京、磐井友幸・齊藤英太CEO)は、求人メディアのREADY TO FASHION(東京、高野聡司・社長)との共同で、一般公募による新ブランド設立プロジェクト「オープン ブランド」を実施する。対象はインフルエンサーとして自身の活動を積極的に発信している人。ウェブ選考や役員プレゼンを経て選ばれた人の企画を事業化する。

 READY TO FASHIONの特設サイトで6月21日から7月17日まで募集している。まずウェブでのプロフィール選考でSNSアカウントや紹介文、ポートフォリオなどを総合的に判断して10人を選抜。あるいは、作りたいブランドの世界観をインスタグラム上に「#openbrand」のハッシュタグを付けて投稿した応募者の中からいいね数の上位5人を選抜する。その後、最終選考のネバーセイネバーの役員陣へのプレゼンを経て決定する。選ばれた人は同社の持つ生産背景やオンラインショップの支援を受けて、ブランドを立ち上げることになる。

 同プロジェクトの狙いについて同社は「従来の企業が一方的に情報を提供することでファッションを作っていくプロセスだったのに対し、近年はSNSを通じた発信によってファッションが形成されているというソーシャルの流れがある。ファッション業界が個人と協力できる可能性を提示し、業界での新たな取り組みを見出したい」としている。

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