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“パンクなメンズヌード” ライアン・チャン初の個展が開催

 ファッション写真家のライアン・チャン(Ryan Chan)は5月13~5月27日まで、初の個展「ボーイズ スタディー(BOYS STUDY)」を東京・六本木のギャラリー、ヒロミヨシイ六本木(hiromiyoshii roppongi)で開催している。作品はメンズヌードを中心に、モデルにライアンの私服を合わせてスタジオ撮影した作品と、東京の夜の街をバックにした作品で構成。入場は無料。5月27日~6月17日までの期間には、レスリー・キー(Leslie Kee)がメンズヌードを撮影した個展「ボーイズ プレイ(BOYS PLAY)」を開催する。

 ライアンは初の個展について「“ヌード=エロ”ではなく、自然体で恐れを知らずに裸を見せる“パンクなヌード”を表現した。一見、メンズのヌードはLGBTと捉われがちだが、被写体はストレートの男性。モデルは友人の紹介をはじめ、街で声をかけたオシャレな酔っ払いなど、ストリートキャスティングも行った」と話す。

 夜の街を舞台にするこだわりを「12年前に来日した頃、東京の街はファンタジーで、漫画の世界のように感じた。特に夜になるとカラフルでロマンチック。駐車場のレールや工事現場のついたてなど、色がポップ。時には酔っ払いが寝転んでいたり、ホームレスがキレイに缶を並べていたり、“マッド”なおもしろさを見つけられる」とライアン。

 スタジオ撮影では被写体のファッションも意識して「ヴェトモン(VETEMENTS)」や「ステューシー(STUSSY)」「リアム・ホッジス(LIAM HODGES)」などのブランドの私服を合わせている。「トレンドを入れすぎるとファッションが強くなり、アートから離れてしまうので、顔にデニムを巻いたり、『タワーレコード(TOWER RECORD)』の袋をかぶせたりと、着崩しでバランスをとった」と明かした。

 ギャラリーオーナーの吉井仁実ディレクターは「ライアンの作品には、東京であるようでないよう、過去なのか未来なの分からないような雰囲気がある。日本人の写真家には出せな、いい意味での“下品さ”が表現できるのがおもしろい。約8年付き合いがあるが、初めての個展の場を提供できることはうれしく思う」と語った。

 ライアンは中国系アメリカ人の写真家。ニューヨークで活動後、2006年に来日。13年にAPAアワードで「写真作品部門・文部科学大臣賞」を受賞した。東京ファッション・ウイーク期間には「WWDジャパン」でファッションショーのバックステージやショーの撮影を担当し、表紙写真などを手掛けてきた。

■ライアン・チャン「ボーイズ スタディー」
会期:5月13~5月27日
場所:ヒロミヨシイ六本木
住所:東京都港区六本木5-9-20
入場:無料

■レスリー・キー「ボーイズ プレイ」
会期:5月27日~6月17日
場所:ヒロミヨシイ六本木
住所:東京都港区六本木5-9-20
入場:無料

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