ファッション

クビ目前の編集者が“やっつけ”で作ったゴシップ誌が話題

 アメリカン・メディア(AMERICAN MEDIA)に買収されたゴシップ誌「Us ウィークリー(Us Weekly)」の“やっつけ仕事”が話題になっている。普段から写真の多い雑誌だが、最新号は写真だらけ。巻頭はビキニの季節に向けたダイエット企画だが、セレブのビキニの写真しかない。テキストはキャプション(写真の説明文)だけ、と話題だ。

 これには理由がある。アメリカン・メディアは、ワーナー メディア(WENNER MEDIA)から雑誌を推定1億ドル(約108億円)で買収後、ベテランを中心に38人の編集者のリストラを宣告。最新号の編集に携わった多くは、クビになることがわかった上で、編集業務続けていたのだ。実際、彼らは校了日(雑誌の全データを印刷所に送り、編集業務を終える日)当日、メールで翌日の解雇を通告された。内部のスタッフは、「最終週は、皆がおかしかった。いつクビになるのか、そして退職金はもらえるのかなど、全くわからなかったから」と話す。

 とはいえ外部からは、「プロなんだから、いつも通り仕事するべきだった」という、至極当然な声があがっている。

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