ファッション

「モレスキン」にもデジタルの波 サーチやアーカイブも可能に

 イタリア発「モレスキン(MOLESKINE)」は、作家や画家、ビジネスマンなど幅広い層にカルト的な支持を得ている手帳ブランドだ。現在の同ブランドは復刻版で、オリジナルはヴィンセント・ヴァン・ゴッホやパブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイなどが愛用していたことで知られる。手書き派のこだわりのノートとしておなじみの同ブランドにもデジタルノートが登場した。

 「モレスキン」は昨年、アナログのクリエイティビティーをデジタル・デバイスに同期できる“スマートライティングセット(SMART WRITING SET)”を発売した。発売以降、同セットは1年間で約1500台を販売。ビジネスマンをはじめ、弁護士や学校の教員などが購入していくそうだ。

 エヌコード(NCODE)技術を施したノート“ペーパータブレット(PAPER TABLET)”と“ペンプラス(PEN+)”のセットで、ノートに書いた内容がリアルタイムでデジタル・デバイスに表示される仕組みになっている。15カ国語に対応が可能で、デバイスでは記入した内容の整理や検索もできる。ハイライトや色の濃淡がつけられる機能もあり、文章だけでなくイラストなどのデジタル化も可能。デバイス上では、ノートの整理やサーチも可能で、PDFやテキストをメールで送付することができる。システムは韓国のネオラボコンバージェンス(NEO LAB CONVERGENCE)が開発した。アプリ名はiOS対応が「モレスキンノーツ(MOLESKINE NOTES)」で、アンドロイド対応は「ネオノーツ(NEO NOTES)」。“ペーパータブレット”のデザインはジュリオ・イアケッティによるものだ。

 価格は“スマートライティングセット”が2万6100円、“ペーパータブレットが3500円”。全国のモレスキンアトリエ(有楽町ロフト、東急ハンズ新宿店、池袋ロフト、梅田ロフト、札幌ロフト、雑貨館インキューブ天神店、石丸分行堂本店、古屋ロフト)および、モレスキンの公式オンラインストアで販売している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。