ファッション

プラダの文芸コンテストの受賞者発表 360度動画で作品を演劇化

14570613_1690598571258418_313436893736882870_o

 プラダ(PRADA)は、ショートストーリーの文芸コンテスト「第3回プラダ フェルトリネッリ賞」の受賞者を発表した。今回受賞したのは松嶋圭の「コンバセーションズ ウィス シャドウズ(Conversations with Shadows)」、フラヴィオ・ヴィニシウス・モレイラ・コスタ(Flavio Vinicius Moreira Costa)の「ルテナント マーカス(Lieutenant Marcus)」、ビリー・フィリップス(Billie Phillips)の「ノー バーム イン ギリアド(No Balm in Gilead)」、マリア・ローラ・ロドリゲス(Maria Laura Rodriguez)の「ザ アワー オブ ザ ウルフ(The Hour of the Wolf)」で、日本人が受賞するのは初めてだ。4人はそれぞれ5000ユーロ(約56万5000円)の賞金が贈られるほか、作品はプラダのウェブサイトで電子書籍化される。

 また、今回注目は受賞作品の発表形式だ。過去のコンテストは作者が作品を朗読している動画をプラダのサイト上で公開していたが、今回はその作品を演劇化し、動画にした。脚本家のクリストファー・シャンシミノ(Christopher Ciancimino)が作品から抜粋した一節を2分間の演劇へ書き直し、屋内外の2つの異なる場所で11人の役者が演じる。360度動画で録画することにより、観客がパフォーマンスの中にいるような没入型体験を可能にした。スペースキーをタップしたり、モバイル機器を振ることによって劇場から屋外へと背景を切り替え、異なる視点で味わうことも可能だ。作品およびパフォーマンスはプラダの公式サイトで公開し、パソコンとモバイル機機からアクセスできる。

 プラダ フェルトリネッリ賞は、プラダがアイウエアメーカーのルックスオティカ(LUXOTTICA)とコラボして開発したアイウエア“プラダ ジャーナル・コレクション”のローンチを記念して13年にスタートした。イタリアの出版社、フェルトリネッリ出版社(Giangiacomo Feltrinelli Editore)とともに開催しているコンテストで、国際的な審査員団が審査を行う。18歳以上であれば応募可能で、言語は問わない。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。