ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA以下、ルルレモン)は9月8日、新たなトップとして、ナイキ(NIKE)出身のハイディ・オニール(Heidi O’Neill)最高経営責任者(CEO)を迎えた。1月31日付で退任したカルバン・マクドナルド(Calvin McDonald)前CEOの後任としてルルレモンを率いていくこととなるが、コロナ禍でも成長を続けてきた同社は最近、競争の激化や市場の変化などにより減速している。ここでは同社の業績の推移や、難しいかじ取りを迫られるオニール新CEOに対する専門家らのアドバイスをまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月28日号からの抜粋です)
ルルレモンは1998年、アパレルやサーフボード会社を経営していたチップ・ウィルソン(Chip Wilson)がカナダ・バンクーバーで設立。昼間はデザインスタジオ、夜はヨガスタジオという変則的な業態でスタートし、2000年に直営店をオープンした。女性向けのヨガウエアが人気を博し、世界的な人気ブランドに成長。スタジオを併設した店舗を中心とした強固なコミュニティー、デジタル化やECの推進による効率的かつ個別にカスタマイズ可能なサービス提供により、確固たる地位を築いている。
なお、ウィルソン創業者は人種差別的、体形差別的な発言でたびたび物議を醸し、05年にはCEO職を、13年には会長職を退いている。15年には完全に同社を離れたが、現在も主要な株主の1人だ。18年2月には、セクシュアルハラスメント疑惑でローラン・ポドゥバン(Laurent Potdevin)元CEOが退任。こうした経営陣のトラブルによる混乱があったものの、同年8月にマクドナルド前CEOが就任してからは、同氏の優れたリーダーシップの下で躍進を続けた。
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