「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はこのほど、9組の国際的なアーティストとコラボレーションしたデジタルクリエイティブプロジェクトをスタートした。
バッグ“ドゥ ヴェイン”にフォーカス
本プロジェクトは、「ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)」のバッグ“ドゥ ヴェイン(De Vain)”にフォーカスし、デジタルメディアを通じて全9作品を順次発信していくもの。その第1章としてオーストリア・ウィーンを拠点に活動するアーティストのトーマス・アルドルフ(Thomas Albdorf)、 人工知能を用いて自身の幼少期の世界を再構築するビジュアルアーティストのエンター・ザ・ボイド(Enter The Void)、アメリカ・シカゴを拠点に活動するアーティストのポール・オクタヴィウス(Paul Octavious)、スペイン・バルセロナを拠点にアーティストや編集者として活動するアルベルト・ プラネヤ(Albert Planella)、 ルワンダとウガンダにルーツを持ち東西のアメリカを拠点とするビジュアルストーリーテラーのティナ・トナ(Tina Tona)の全5作品が「ヴァレンティノ」のYouTubeで公開された。
トーマスはバッグを鏡面に映すスタジオベースのビデオシリーズを制作し、エンター・ザ・ボイドはバッグが魚と共に暮らす水中の砂漠ホテルという夢のような超現実的な世界を創造。ポールはクラシックな肖像画に“ドゥ ヴェイン”を組み込むことで再解釈し、アルベルトは人工知能と映画的言語が融合した中で変形する物体として“ドゥ ヴェイン”を探索したほか、ティナはマルチメディアコラージュとデジタルアニメーションを組み合わせた多様な視点でバッグを表現している。
なお、残る4組の作品は12月初旬の発表を予定している。