東京・渋谷のトランクホテル キャットストリート(TRUNK HOTEL CAT STREET)では、ホリデーシーズンを盛り上げる限定コースやケーキ、テイクアウトメニューを用意する。トランクキッチンでは12月24~25日の2日間、クリスマス限定のディナーコース2種類(6品1万7600百円、7品1万9800円)を提供。トランクストアでは、毎年好評のローストチキン(3000円)とフルーツをふんだんに使用したクリスマスケーキ(5200円)を限定販売する。いずれも電話または専用サイトで予約を受け付け中。クリスマスまであと1カ月、コースの空席はあとわずかだ。
日本各地の恵みを生かした“トランクホテルでしか味わえない”コース
今年のクリスマス限定コースは、トランクハウス神楽坂(TRUNK HOUSE KAGURAZAKJA)で腕を振るったシェフが担当。北海道産の甘エビや蝦夷アワビ、福井県産の寒サワラ、鹿児島県産の豊優牛など日本全国からえりすぐりの素材を調達してフレンチベースに和やイタリアンの要素をミックスした軽やかなコースに仕上げた。
シェフの自信作は、長野県産信州サーモンを使用したアペタイザー。一概にサーモンといっても、産地や締め方、寝かせ具合により風味が変化するという。脂がのったサーモンをさっぱりとした根野菜と組み合わせ、レモンを加えた爽やかな一皿だ。岩手県産ポワローを使用したポタージュは甘く優しいネギの旨みが詰まった一品。飲むというよりは食べる感覚で楽しめるテクスチャーも特徴だ。パスタは、イタリア・ピエモンテ州の郷土料理“アニョロッティ”に北海道産のアワビを合わせ、シンプルに海鮮の旨みを引き出した。サワラというと春の魚で知られるが、脂ののった冬のサワラにホワイトセロリと酸味のあるまろやかなソースを合わせた魚料理は絶品。毎年のクリスマスコースに欠かせないのがパイ包みだ。バター風味のサクサクのパイ皮と柔らかいビーフ、トリュフの組み合わせはとても味わい深く、特別感を感じさせる。デザートは栃木県産のイチゴにホワイトチョコレートとヨーグルトを合わせ、酸味と甘みのバランスを絶妙に融合させた一皿だ。
フルーツをふんだんに使用した軽やかでヘルシーなケーキ
今年のケーキは、香り高いイチゴ「紅ほっぺ」と希少な赤いマスカット「サンシャインレッド」をふんだんに使用。みずみずしいフルーツと純白のシャンティクリームのコントラストが色鮮やかな仕上がりだ。ふんわりとしたスポンジには米粉を使用しているので、非常に口当たりが軽やか。イチゴは、デコレーションだけでなくケーキのジュレにも使用されており、マスカルポーネとクリームチーズを組み合わせたレアチーズ層と重なり合い爽やかな酸味のマリアージュが楽しめる。トランクホテルのクリスマスでは、毎年、日本各地の農家や企業への支援を視野に入れ、手を取り合いながら素材調達し独自で開発した心温まるコースやケーキを提供している。