
ビームス(BEAMS)は、環境省が主導する「令和6年度補正予算 使用済衣類回収のシステム構築に関するモデル実証事業」の一環として、衣料品の回収サービスを強化する。自社製品に限らず他社製品も対象とし、回収した衣類はリユース業者のエコミットが再流通および再資源化を担う。実証期間は11月10日〜24日。
期間中は、着用しなくなった衣料を対象店舗に持参した人に、会員制プログラム「ビームス クラブ(BEAMS CLUB)」の“行動マイル”1000マイルを進呈し、参加を促す。また、11月17日からはビームス ライフ 横浜店限定で、衣料回収に協力した人を対象に、事前予約制のリペアワークショップを開催する。
ビームス ライフ 横浜には、リペアサービスを提供する「ビームス工房」が併設されており、専門スタッフによる寸法補正、生地の破れ修理、ボタン付け、ほつれ直し、靴・革製品のメンテナンス、リメイク加工などを行う。期間中は「ビームス工房」で生まれ変わった古着のリメイクアイテムを展示し、公式サイトやSNSではそれらを使ったスタイリングも発信する予定だ。
同社は2022年から一部店舗で衣料品回収を実施してきた。25年1月からはリユース業者エコミットと協業。エコミットが運営する資源循環サービス「パスト(PASSTO)」を活用し、一部店舗に専用の衣料回収ボックスを設置している。25年10月までの実績では、約2万kgの衣料を回収したという。