アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(American Express International)は、羽田空港第3ターミナル4階にあるカード会員専用“センチュリオン・ラウンジ”で、日本料理の名店「赤坂 おぎ乃」の荻野聡士シェフ監修による特別メニューの提供を始めた。世界30カ所に展開する同ラウンジでは、地域の文化や食材を生かしたシグネチャーメニューを各地の一流シェフが監修しており、今回の日本での取り組みはその一環だ。
荻野シェフが自店以外のメニューを監修するのは今回が初めて。秋の特別メニューでは「赤坂 おぎ乃」で提供する定番料理をアレンジした8品と、外国人利用客などの多様なニーズに応えるためのヴィーガンメニューを含む、同ラウンジ専用に考案した6品の全14品を順次提供する。
代表的なメニューには、京都名物の湯葉を使った「湯葉冷水」、香り高い山椒がアクセントの「鴨ロースと九条ネギ浸し」、燻製醤油で味を引き立てた「鮪の黄身醤油掛け」、そして荻野シェフが師匠から受け継いだという「ほうじ茶プリン」などが並ぶ。そのほかにも、松阪牛を使用した「松阪牛ロース煮寿司」や、秋の味覚を詰め込んだ「揚げ鮭の九条ネギ餡掛け」など、四季の恵みを堪能できる品を揃えた。
荻野シェフは「海外から訪れる方や日本を発つ方に、料理を通じて日本の四季の美しさを感じてほしい。旬の食材や調味料を使った料理で、日本文化の豊かさを体感してもらえるよう工夫した」とコメント。「自店で使用する産地の食材や焼き物用の炭が使用できないなど、空港のラウンジならではの制約はあったが、キッチンスタッフの皆さんと協働して満足の行くものができた」と自信をのぞかせた。
アメリカン・エキスプレスが発行する“プラチナ・カード”“アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード”“アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード”“センチュリオン・カード”の会員が利用できる羽田空港の“センチュリオン・ラウンジ”は、日本文化を感じられる装飾やアートを取り入れた空間設計が特徴だ。こだわりのフードメニューを楽しめるライブキッチン併設のダイニングエリアのほか、家族でも利用可能な個室や出張に便利なワークスペース、さまざまなアルコールメニューを提供するバーエリアを完備する。今後も季節ごとに荻野シェフ監修のメニューを提供してく予定だという。