ファッション

宮下貴裕がソロイストを去る 2025-26年秋冬コレクションを最後に   

宮下貴裕が、自身が2010年に設立したブランド「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」(以下、「ザソロイスト.」)を去ることを発表した。

宮下は自身のインスタグラムで、同ブランド誕生15周年を経て新たな道を歩むことを決断したと投稿。同ブランド25-26年秋冬コレクション、“ザ ブラック アンド ホワイト リアリズム(THE BLACK-AND-WHITE REALISM)”が宮下にとって最後のコレクションとなる。

 

宮下は1973年、東京都生まれ。23歳でパンクにインスパイアされた前衛的なブランド「ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)」を立ち上げ、2004年にはパリ・ファッション・ウイークに参加した。

2009年には「ナンバーナイン」を解散。翌年、より機能性とクラフツマンシップに重点を置き、宮下の前衛的な視点を反映させる「ザソロイスト.」をスタートさせ、東京ファッション・ウイーク、ミラノのピッティ・イマージネ・ウオモ、パリ・ファッション・ウイークに参加した。

「ザソロイスト.」のコレクションは、カート・コバーン(Kurt Cobain)やデヴィッド・ボウイ(David Bowie)らロックンロールのレジェンドに敬意を表し、音楽的要素を取り入れてきた。宮下の手掛けたルックは都会的で、モノクロを多用し時に破滅的で、プロポーションの遊びや要素の重ね合わせが特徴だった。

 

宮下は今後の活動について、「音楽はますます大きく響き渡り、今もなお奏でられ続けられています。ただ、舞台が変わっただけのこと。またお会いしましょう。新たなバンドと新たなサウンドともに」とヒントを残した。

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