フランスで日本発の美容&ウェルネスブランドをキュレーションするデザインズは6月23日〜7月15日、同社が運営するコンセプトストア「ビジョ;(BIJO;)」の大型ポップアップを仏高級百貨店のル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュの1階メインステージで開催する。「ビジョ;」が同百貨店でポップアップを行うのは約3年ぶり。
今回のポップアップでは、美容テックや体験型コンテンツを軸に構成。ヤーマン(YA-MAN)の最新美顔器や顔筋ケア機器「コアフィット(COREFIT)」などが登場するほか、仏市場初上陸となるコーセーのコンセプトストア「メゾンコーセー(MAISON KOSE)」も出店。「コスメデコルテ(DECORTE)」や「雪肌精 ブルー(SEKKISEI BLUE)」の2ブランドを紹介する。加えて、君島十和子によるマスカラブランド「ティーダブリュケイ(TWK)」、アイメイクに特化した「ラブライナー(LOVE LINER)」、高機能コームの「ラブクロム(LOVE CHROME)」、オリジナルのコラーゲンドリンク「ビ;ジュス(BI;JUS)」など、多彩なブランドをそろえる。
会期中は、美顔器体験や漢方ワークショップ、メイクアップアーティストによる講座など、消費者との接点を生む体験企画も多数用意。従来の展示型から、より参加型・五感訴求型の内容へと進化している。
須山佳子デザインズ代表は、「韓国のKビューティは30店舗以上のコンセプトストアがフランス国内で展開され、市場に定着している。一方、Jビューティは丁寧なステップケアや美容機器、伝統技術など独自の魅力が評価され始めているが、まだニッチな存在。今後はフランスの有力ブランドや流通との協業を通じて、欧州〜中東圏も視野に入れた発信を強化していきたい」と語る。
「ビジョ;」とは
「ビジョ;」は、B=BEAUTY、I=INNOVATIVE、J=JAPANESE、O=ORIGINALITYの頭文字を由来とし、日本の革新性と独自性を持つビューティブランドを集めたキュレーション型ストア。2016年のパリ市内のギャラリーでの展示を皮切りに、19年以降はル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュで継続的にポップアップを実施し、22年に常設店を開設。22年11月には、パリ6区オデオン地区に100㎡規模の旗艦店をオープンするなど、フランス市場でJビューティの浸透を推進する。
▪️ビジョ;ポップアップストア
会期:2025年6月23日〜7月15日
会場:ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュ(24 Rue de Sevres 75007 Paris)