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特集 ミラノ・コレクション2025-26年秋冬

英国調は個性を重ねて自由に進化

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英国調は個性を重ねて自由に進化

チェックやヘリンボーン、ブリティッシュウールやツイードなど英国調のムードも漂う。しかし、「ディーゼル(DIESEL)」のように大胆な加工を施し、シックやトラッドの枠に収まらない、オリジナリティーあふれるアレンジの仕方が面白い。「プラダ(PRADA)」はそこに哲学的な問いを込める。「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」はクラシックとゴープコアを融合させて伝統と現代の二面性を表現。「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」や「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は乗馬スタイルを取り入れながら産地へのオマージュや理念などを発信。ブランドの個性を感じさせる英国調の解釈が広がっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月17日号からの抜粋です)

「ディーゼル(DIESEL)」

DESIGNER/グレン・マーティンス(Glenn Martens)

グレートーンを基調にしたツイード風のジャケットやミニマルなロングコートといった、シックなフォーマルウエアが主流。千鳥格子のジャカードは、ところどころほつれたように糸が飛び出し、ボトムスはマイクロミニスカートやウォッシュ加工を施したジーンズを合わせてフォーマルを壊す。ボディーコンシャスなシルエットは従来より控えめで、新たにローライズを提案。腰の下にベルトループを配したスーパーローライズも登場し、存在感を放った。

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