ファッション

エディが契約についてケリングを提訴

 3月31日付で「サンローラン(SAINT LAURENT)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したエディ・スリマン(Hedi Slimane)は、ケリング(KERING)との競業避止義務契約をめぐり、パリ商事裁判所に訴えを提起した。

 ブランドや企業が退任したデザイナーやCEOに対し、競合他社で働くことを阻止する競業避止義務契約を結ぶのは珍しくない。しかし、ケリングはエディとの4年間の雇用契約期間が満了した後、彼との同契約をすぐに打ち切った。同社は「われわれはエディを制限させないように契約を打ち切ったものの、彼はこの契約の継続を要求しており、契約に伴う報酬の支払いも請求している」とコメント。エディからのコメントは得られていないが、前回も「ディオール オム(DIOR HOMME)」を去ってから「サンローラン」に再入社するまでの間、しばらく写真やアートに専念していた彼は、今回もすぐに他のメゾンに移る意向がないとみられる。

 ケリングは「今回の提訴を受けても、エディが『サンローラン』にもたらした功績は変わらない。われわれは共にメゾンを生まれ変わらせた」と加えた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。