旭化成の2016年3月期は、繊維事業の売上高が前期比101.3%の1321億円、営業利益が同130.6%の137億円になった。人工皮革「ラムース」とストレッチ繊維「ロイカ」が好調だったほか、原燃料の下落や円安が、主力の「ベンベルグ」素材の輸出への追い風になった。17年3月期は売上高1300億円、営業利益は135億円を計画する。
なお全社では、17年3月期の売上高が前期比97.7%の1兆9409億円、営業利益が104.6%の1652億円、経常利益が同96.9%の1613億円、純利益が917億円の見通し。