主要百貨店の10月度販売は、上旬の高温や中旬の大型台風の上陸で総じて苦戦したものの、都心旗艦店に限れば引き続き宝飾・美術品が好調だったほか、コートやセーターなど秋冬衣料の動きが活発だった。
三越伊勢丹は対前年同月比106.4%となり、9ヵ月連続で実績を上回った。旗艦店の伊勢丹新宿店が111.9%、日本橋三越が104.0%、銀座三越が110.2%だった。そごう・西武は24店の合計は98.0%だったが、西武池袋本店は大型改装や増床がない中でも103.2%と好調を維持した。大丸松坂屋百貨店は98.5%で推移。食品フロアの改装効果が続く松坂屋名古屋店が104.9%で、12ヵ月連続のプラスだった。高島屋単体14店は97.6%だった。阪急阪神百貨店は113.8%。旗艦店の阪急本店が昨年秋の建て替えの影響で149.3%、隣接する阪神本店は86.6%、全国の支店の合計は100.3%だった。。
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