ビューティ

スギ薬局がコーセーと共同開発したPB「ラシェリエ」を8年ぶりに刷新 初のアンバサダーにモデルの夏海起用

スギ薬局は11月16日、コーセーと共同開発したプライベートブランド(以下、PB)「ラシェリエ(LACHERIE)」(全3品、1980〜3740円)を8年ぶりにリニューアル発売する。同社のPBで初となるブランドアンバサダーにモデルの夏海を起用。リニューアルを機にブランドの認知拡大を図り、アイテムの拡大も視野に入れる。

「ラシェリエ」は2015年に誕生。20〜30代をターゲットに、日々忙しく過ごし肌トラブルを起こしやすい大人のゆらぎ肌に対応するスキンケアを提案してきた。コロナ下を経て、消費者のニーズが安心・安全を重視し、敏感肌に悩む人が多いことに着目。その中で「深刻な敏感肌に悩んでいる人は多くなく、調子が悪い時期に敏感肌用のスキンケア商品を使用し、落ち着くと通常のスキンケアアイテムに戻る人が大半だった」(ブランド開発者)ことから、敏感肌に傾いたときと通常の肌に戻ったときの両方に使用できる処方に変更した。

アミノ酸系洗浄成分を使用するなど低刺激処方と自然由来成分の配合を増やし、乾燥するのに部分的にベタつく“ベタカサゆらぎ肌”に対応する。商品ラインアップは新たに加わる洗顔料“コンディショニングクレンジングウォッシュM.”(120g、1980円)と化粧水“コンディショニングリキッドM.”(145mL、3740円)、乳液“ラシェリエ コンディショニングセラムM.”(110mL、3740円)の3品。香りにもこだわり、11種の天然香料をブレンドしたハーバルフローラルに仕上げた。

ブランドアンバサダーに就任し、一足早く使用した夏海は「初めて使ったときから、『いい香り』と口に出てしまうほどリックスした気分になった。保湿力も高くて素敵な商品」と太鼓判を押した。

同社のPB全体の中で化粧品が占める割合は10%弱。PBの化粧品は4ブランドとなる。「『ラシェリエ』はリピーターが多く安定した売り上げを確保していたものの、大々的な販促などは行ってこなかった。夏海さんを起用することでブランド力を高め、シリーズ展開も計画している」(小栗正寛スギ薬局商品開発室室長)と攻勢をかける。

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