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特集 販売員特集2023 第6回 / 全31回

ドレスを選ぶ時間も大切な思い出に 阪急うめだ本店・田野綾子さん

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PROFILE: 田野綾子さん/阪急うめだ本店パーティー&ドレスアップスタイル

田野綾子さん/阪急うめだ本店パーティー&ドレスアップスタイル
PROFILE: (たの・あやこ)大阪府出身。1992年阪急百貨店(当時)入社。婦人服の販売を経てドレス販売歴22年。日本フォーマル協会のフォーマルスペシャリストの資格を保有。会場や内容を伺い結婚式やパーティーなどフォーマルなシーンでのTPOに合わせた装いを提案 PHOTO:TOMOKI HASE

阪急うめだ本店で「ドレスといえば田野さん」と言われるスペシャリスト。カジュアルなドレスからゴージャスなロングドレスまでがずらっと並ぶ売り場には、結婚式に出席するための服を求める若い女性、船旅のためのロングドレスを探すマダム、演奏会の衣装を探す音楽家など、さまざまな人が訪れる。接客のときにロングドレスの着用理由を濁していた女性が、後日、ミスユニバースの舞台に立つ写真を見せに再来店してくれたこともある。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号から抜粋・加筆しています)

中心価格は数万円から20数万円。「ドレスは人生のハレの場で着るもの。失敗しないように緊張した面持ちで選ぶお客さまが多いのですが、私はドレスを選ぶ時間も思う存分楽しんでいただきたいのです」。田野さんの柔和な口調と長年の経験に裏付けされたドレスの知識が、客の緊張を解きほぐす。

結婚式に出席するため、初めてドレスを買うという女性には、新郎新婦との関係や式の会場などを訪ね、的確な助言を行う。最初はコンサバなドレスをリクエストしていた女性が、何着も試着を重ねたり、スマホで写真を撮ったりするうちに、どんどん楽しくなっていき、次第に華やかなドレスを選ぶようになる。

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