ファッション

「コム デ ギャルソン」パリ店が拡大移転オープン 家具を世界で唯一取り扱う

コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」はこのほど、パリの旗艦店をリニューアルオープンした。2001年以来、高級ブランドが立ち並ぶフォブール・サントノレ通り54番地に店を構えていたが、同通りの56番地に移転した。店は4フロア構成で、売り場面積は従来の店舗の1.5倍にあたる約700㎡に拡大。「コム デ ギャルソン」の全てのブランドを取り扱い、青山店のみで販売していた製品も多数そろえる。

そのほか、30年以上販売していなかった家具ラインを世界で唯一取り扱う。1987年に発表した3型の“メタルチェア”はデザインを再解釈。色はシルバーやブラックに加えて、店舗のキーカラーであるレッドが初めて登場する。価格は3000〜3800ユーロ(約47万〜59万円)。

空間の構想やデザインは、創業デザイナーである川久保玲が手掛けた。店は白を基調に、4つのフロアが巨大な柱で交わり“アメーバ”のような形状を作り出す。真っすぐな壁は少なく、道の到達点はあえて見せない設計となっている。

同氏は、 “お客さまが部屋の一つ一つを試し、探索し、発見できる店を作りたかった。人々がオンラインショッピングで満足しているとは考えられず、買い物の喜びとは自分自身で何かを見つけることだと思う”と、店舗の空間を商品と同様に重視している旨を話した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。