ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT

アウトレットで化粧品の廃棄量について考える【エディターズレター:BEAUTY ADDICT】

有料会員限定記事
※この記事は2023年06月22日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

今さらですが先日、御殿場プレミアム・アウトレットに初めて行ってきました。セール期間中ともあって東京からの直通バスは終日満席とのこと。当然、各店舗は混雑しているのかと思いきや、想定より見にくいことはありませんでした。ただ、ファッションブランドでは「プラダ」「ロエベ」「メゾン マルジェラ」あたりが外国人を中心に入店するための長蛇の列がありました。ファッション業界では年間50万tを超える廃棄量があり問題視されることも多いですが、アウトレットで購入することはたった1枚でも廃棄量を減らせる行動の一つと考えています。

店舗数は多くないですが、化粧品の店舗も覗いてみました。長蛇の列とは言えずとも、そこそこの入店者がいました。通常より20%程度オフした価格だったので目移りしましたが、厳選した1品を購入してきました。化粧品業界の年間の廃棄量はというと、何度か紙面でもお伝えしていますが詳らかになっていません。しかし今年化粧品ブランドを立ち上げた女性創業者に話を聞いた際、国産メーカー合計で年間35億個生産されているとのこと。1人当たり約30個以上購入しないと消費できず、それは現実的に無理。前職はドラッグストアを主戦場とする化粧品メーカーに勤務していたが、「ゴミを出すためにモノ作りしているとしか思えず、嫌気がさして退職した」とのこと。二度と化粧品業界で働くのは止めようと思ったそうですが、環境に配慮した原料に出合い、そこに未来を感じて起業したと聞きました。

この続きを読むには…
残り448⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

コロナ明けで新展開、スキー&スノーボード市場特集 雪山愛好者、藤原ヒロシインタビューも

12月4日発売の「WWDJAPAN」は、スノースポーツ市場特集です。暖冬予報は出ていますが、各地のスキー場から続々とオープンのニュースが届く季節になりました。コロナが落ち着き、雪を求めて日本にやってくる海外観光客が今冬は激増しそうです。また、コロナ禍以降のアウトドア意識の高まりで、スキーやスノーボードを再開したり、新しく始めたりする国内客も増加。自然をより濃密に体験する手段として、バックカントリー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。