ファッション

市松模様の人気ニットバッグ「ラストフレーム」 MoMAデザインストアのポップアップが好調

 奥出貴ノ洋(おくで・たかのひろ)が手掛けるニットバッグ中心の雑貨ブランド「ラストフレーム(LAST FRAME)」が好調だ。2月1日〜3月6日に東京・表参道MoMAデザインストア表参道で行ったポップアップストアは、「予算の倍ほどの売れ行き」(奥出)で急遽EC用の在庫を回すほどだった。実績を受けて、夏にMoMAデザインストア京都での長期ポップアップ開催も決まったという。

 「ラストフレーム」は2018年秋にスタート。奈良県のニッター(ニット工場)との出合いから生まれた、日本に数台しかないという特殊な編み機で編んだショッピングバッグがアイコン商品だ。遊び心たっぷりのポップな色合いや、ファッションアイテムというよりプロダクトのような雰囲気が持ち味だが、それを日本の古い技術で作るといったストーリーや、比較的買いやすい価格(スモールサイズのショッピングバッグが2万6000円〜2万8000円前後)が支持され、現在14カ国101店に卸先が広がった。国内はGR8やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、海外は英ブラウンズ(BROWNS)、セルフリッジ(SELFRIDGES)、ECのマッチズファッション(MATCHESFASHION)など、有力店が並ぶ。

 表参道のMoMAデザインストアでのイベントは「VMDに注力して、単品ではなくブランド全体のイメージを伝えられた点が支持につながった」と見る。また、2022年12月に伊勢丹新宿本店メンズ館で行ったポップアップも好評だったといい、「従来の女性客だけでなく、男性客にもじわじわ広がりつつある」と手応えを得ている。これまでにもシルクスカーフやレザーグッズなどは作ってきたが、「今後はアイテムの幅を広げて、ブランドとしてさらに広がりを持たせていく」という。

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