ファッション

海外出展者が戻った合同展「ニューエナジー」 「日本で売っていることはアジア市場でブランディングになる」

 合同展示会「ニューエナジー(NEW ENERGY)」が、2022年2月のキックオフ展以降、実質3回目となるトレードショーを、東京・新宿の新宿住友ビル三角広場で2月28日まで開いている。会期は25日からの4日間で、25、26日は有料チケット制(前売券1000円、当日券1200円)で消費者向けに開放。27、28日はバイヤー向けのビジネスデーとして運営している。海外からの出展も増え、来場者はまだ未集計ながら取材した27日の午後はまずまずの入り。アフターコロナの世界でファッション業界が再度動き出したことを印象付けた。

 出展ブランドは約280。「前回展から50ブランドほど増え、この場所ではこの出展数がほぼ上限」(広報担当者)という。前回展はほぼ国内出展者のみだったが、今展は海外から30弱のブランドが出展している点がポイント。例えば、台湾・台北から、「タイペイ イン スタイル(TAIPEI IN STYLE)」として若手のファッションやアクセサリーブランド8ブランドが合同出展しているほか、香港からも新進ブランドのキュレーションプラットフォーム「スマイルコード(SMILE CODE)」がファッションやうつわなど12ブランドを出展している。

 「(中国市場の影響力は年々強まっているが)引き続き、日本はアジアの中で感度が高いマーケット。日本の店で売っているブランドだということはアジア市場でブランディングになる」と、簡啓峰スマイルコードファウンダーは出展の狙いを話す。香港から各ブランドのデザイナーも来日している。前回展はデザイナーの来日は叶わなかったが、商品のみ出展しており、それが渋谷パルコでの催事や西武渋谷店の常設コーナー出店につながったという。

 オーストラリア・シドニーから出展していたのは、ハンドメードのラフィア雑貨ブランド「タノラ(TANORA)」。「シドニーにある、日本人オーナーが手掛ける日本製品のショップが好き。そのオーナーに『日本市場に商品を売るにはどうしたらいいか』と相談したところ、『ニューエナジー』を勧められた。輸入代理店を見つけたい」(ブランド担当者)というのが出展の経緯と狙いだ。「(日本より規模や影響力の大きなマーケットは他にもあるが)われわれの打ち出す、ハンドメードの価値が日本市場では認められるのではないかと思った」と続ける。
「ニューエナジー」は、ファッションECサイトの制作などを担うダイアモンドヘッド内のBlue Marbleが運営。Blue Marbleは合同展「ルームス(ROOMS)」出身のメンバーで構成されている。ファッションやビューティ、フードなどの出展者のほか、NFTを中心としたアーティストも出展している。

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