ビューティ

資生堂「サブファ」が横浜fカレッジと初の産学連携 へアメイクアップアーティストのリアルとは?

 資生堂が運営するメイクアップアカデミー&スタジオ「サブファ(SABFA)」は、ファッション・ビューティーの専門学校、横浜fカレッジと産学連携によるヘアメイクの授業を行った。「サブファ」が資生堂グループ以外の美容専門学校と本格的に取り組むのは初めてだ。

 10 月1日〜12 月3日まで計10回実施された授業では、ビューティースタイリスト科の27人の学生が3人1組のグループに分かれ、個々の顔の特徴を見つけ、美しさを引き出す“似合わせ”の講義と実習を行い、ビューティ誌のビジュアルを想定したメイクアップの知識と技術を学びながらスタイリングを制作し、モデルの学生をプロのカメラマンが撮影した。プロからヘアメイクの理論と技術を実践的に学び、より専門的でハイレベルな美容師やヘアメイクアップアーティストを育成することが目的だ。

 このプロジェクトを主導したのは、資生堂ビューティークリエイションセンターのヘアメイクアップアーティストの藤岡幹也氏。「学生時代の自分の経験も踏まえ、華やかな反面、厳しさもあるヘアメイクの実際の仕事や現場をもっと知ってほしいと思った」と、個人の活動として専門学校を相手に無償でセミナーを行う活動を約2年前に始め、これまで全国10校以上を訪問した。それが今回、「サブファ」の新事業として発展したという。

 授業を受けた学生の松岡駿さんは「重要なポイントがわかりやすく丁寧なカリキュラムで、ヘアメイクの理解度が深まった」。平島紗矢さんは「これまで学んだパーティーや和装に合わせる手法とは違う、ナチュラルメイクに新しい興味がわいた。自分の日常生活にも取り入れやすい」と話した。

 藤岡氏は、「ふだん学校では学べないヘアメイクの仕事のリアルを体験できたと思う。学生たちの作品は感性豊かな年代らしく、基本に忠実になり過ぎず、今らしいトレンド感が随所に盛り込まれていた。これからのヘアメイクアップアーティストには、感度を常にアップデートしながらファッションも合わせてトータルで提案できるスキルが重要となる」と講評した。

 同校ビューティースタイリスト科の佐々木睦美担当教員は「『サブファ』との授業は、期待通り学生のモチベーションが上がる内容だった。実際に授業が始まると、学生たちの取り組みが真剣で、ヘアメイクを仕事としていくには実際大変なことも多い中、仕事の楽しさを感じながら、プロとして必要なことをたくさん学んだ。今後の就職活動につなげていくためにも、とても大きなきっかけになったと思う。学生たちが自分の夢を実現するために必要なことを教えていただけた」と話した。「サブファ」との産学連携は今後も継続される予定だ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

表と裏の古着市場 米リセールECと日本の“川上”を徹底調査

「WWDJAPAN」1月17日号の特集は「表と裏の古着市場」です。中古品市場はのみの市や古着店、リサイクルショップなどの実店舗を中心に昔からあるビジネスですが、時代に合わせて大きく変化しています。特に米国の若者はサステナビリティへの関心も高く、節約やおしゃれのためだけでなく、環境保護の観点から古着を選ぶ人も多いそうです。

詳細/購入はこちら