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東北の未利用資源を活用したスキンケア誕生 ドラッグストアとスタートアップ企業がタッグ

 発酵技術で循環型社会の構築を目指す研究開発型スタートアップのファーメンステーションと東北6県でドラッグストアを展開する薬王堂グループは、ナタネやクロモジなど東北の未利用資源をアップサイクルしたスキンケア「アンオフ(AND OHU)」(全5品、税込660〜1320円)を共同開発した。12月1日に薬王堂約350店舗で販売したほか、近日中に公式ECサイトを立ち上げる。

 両社は地元×環境×モノ作りをテーマに、「地球にも人の肌にも優しい(低刺激・天然由来成分)製品を作りたい」「製品品開発を通して、地域の農業・製造業との関わりを深めていきたい」という思いから開発に着手した。こだわったのは、1. 東北の作り手が見え、機能性豊かな原料 2. 環境にやさしい 3.6つのフリー処方だ。両社の知見を生かすことで4月のプロジェクトを立ち上げから8カ月で製品化・販売となった。

 第1弾で展開するクレンジングオイルや洗顔料、化粧水、乳液、リップクリームには、オーガニック米やヒマワリ、ヒエヌカ、ハトムギ、クロモジなど岩手に根付いた植物を採用。これらは休耕田を再生して収穫したほか、加工の過程で取り除かれ用途が限られていた原料をアップサイクルして活用した。ナチュラル処方にもこだわり、鉱物油や合成色素、合成防腐剤、合成香料、紫外線吸収剤、石油系界面活性剤は使用していない。「北国発信ならではの保湿にこだわった人と環境にやさしいスキンケア製品が完成した」(薬王堂担当者)と自信をのぞかせた。

 酒井里奈ファーメンステーション社長は「当社は創業から13年間、未利用資源を探し独自の発酵技術で化粧品原料を開発してきた。スタート時は岩手県の資源を活用したが、今後は他県の原料を使用しながら製品化につなげる。最終目標は未利用資源をなくすこと」とコメントした。

 今後は、ボディーケアアイテムなどアイテムを順次拡大するほか、東北6県のそれぞれの地域原料を利用したシリーズ化を予定する。

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