ビューティ

CBDの次はキノコ? 米国で盛り上がるコロナ禍の最新ウエルネストレンド

有料会員限定記事

 国産ブランドも増え、日本でもようやくCBD(カンナビジオール)のトレンドが浸透した印象だが、アメリカではすでに次なるウエルネストレンドが話題を集めている。昨今ウエルネス市場を盛り上げているキノコはCBDの次にはやるウエルネス原料とされており、キノコ配合製品が次々登場している。


 キノコは古来からアーユルヴェーダや漢方で用いられてきたアダプトゲンの一種。アダプトゲンとはハーブや植物、根などの天然の原料で、ホルモンバランスを整え、抵抗力や免疫力を向上するとされている。中でもビューティ・ウエルネス業界で注目されているのは、アシュワガンダや霊芝(レイシ)、ライオンズメイン(Lion's mane、ヤマブシタケ)、ターキーテール(Turkey tail、カワラタケ)、チャガなどだ。サプリメントや美容ドリンクに加え、スキンケアに配合されている。

 これらに注目が集まるのは、コロナ禍による健康意識やマインドフルネスへの関心の高まりが背景にある。グーグルの検索分析をするスペート(SPATE)によると、霊芝入りのサプリメントの検索数は昨年比55.5%増、ターキーテール入りのサプリも同53%増と消費者の関心が高まっているという。データ分析を行うトレンドアナリティクス(TRENDANALYTICS)のシーシー・リー・アーノルド(Cece Lee Arnold)最高経営責任者は、「消費者は今、メンタルヘルス(心の健康)とフィジカルヘルス(体の健康)が密接にリンクをしており、相互に影響することを理解するようになった。健康について、よりホリスティックなアプローチをとっている」と話す。

キノコ入りの製品が次々とヒット

この続きを読むには…
残り1412⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。