ファッション

「すべての人のための ファッション」を実現できる時代

有料会員限定記事

 「アパレル業界は厳しそうですね」。先日、アパレル以外の業種の方からそんなふうに声を掛けられた。コロナ禍によるブランド休止や店舗の閉鎖、人員削減といったニュースが連日のように報道されており、業界が非常に厳しい中にあるのは間違いない。……なんて書くと自分でも気がめいってくるのだが、そうした現実はありつつも「ファッションって、やっぱりすてきなところもあるじゃないか」と思わせてくれる出来事が最近あったので、紹介したい。(この記事はWWDジャパン2021年4月12日号からの抜粋です)

 それは、アダストリアの坂野世里奈マーケティング本部マネジャーが社内公募制度を通して立ち上げた「Play fashion! for ALL」というプロジェクトとの出合いのこと。同プロジェクトでは、障害や持病がある人のニーズに沿った商品を、繊維商社の豊島と組んで3DCGを活用しながら形にしていこうとしている。まずは障害などを持つアダストリアのグループ会社社員3人の体形データを3DCGに取り込み、彼らが日常的に感じている不便を解消する服を製作中だ。このプロジェクトは単にCSR活動の一環とするのではなく、事業化を模索しているという。

この続きを読むには…
残り1026⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

サステナビリティ特集 サステナブルなアパレル製品の作り方

「WWDJAPAN」9月9日号の特集は、「How to be a Sustainable Apparel」。本特集では、サステナブルなアパレル製品の作り方について考えます。サステナブルなアパレルといってもそのアプローチ方法はさまざま。有力アパレルメーカーが定番品をよりサステナブルに作り替えた製品や新たにブランドを立ち上げた事例、社会課題解決に向けてゼロから方法を模索して作った製品など課題に対してよ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。