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ロレアルが2030年までのサステナ計画を発表 25年までに再生可能エネルギーを100%採用

 ロレアル(L'OREAL)はオンラインでグローバルカンファレンスを開き、2030年までのサステナビリティ目標を発表した。「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー(L’Oreal For The Future)」と題し、“プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)”を尊重したさまざまな施策に取り組む。サステナビリティのほか、インクルージョンへのコミットメントを強化する。

 同社はまず、25年までにエネルギー効率を改善し、再生可能エネルギーを100%採用すると宣言。同時に、世界全拠点でカーボンニュートラル化を目指す。30年までには全てのパッケージのプラチックをリサイクルもしくはバイオベースに切り替える。また、温室効果ガスの排出量を1製品あたり16年との比較で50%までに削減する。

 日本ロレアルにおいては政府が掲げるSDGs(持続可能な発展目標)の優先課題の中でも「ジェンダー平等」「持続可能な消費と生産」「気候変動」「グローバル・パートナーシップの活性化」の4つを重点的に取り組む。具体的な施策としては21年6月末までにリテールやプロモーションの新規什器を同社独自の基準に基づいて作られたサステナブルな什器に切り替え、22年末までに全拠点においてカーボンニュートラル化を達成する。なお、本国が掲げる100%再生可能エネルギーの採用はすでに達成しているという。23年末までには、同社が開発した環境影響評価ツールを用い、製品開発の際にカテゴリー平均以上のスコア獲得100%を達成すると掲げる。また、16年にシングルマザーの就労支援プログラムを始動ししたが、引き続き支援を続ける。女性管理職比率も50%以上を達成しているが、今後はそれ以上を目指すとした。

 なおロレアル グループは05〜19年の間、二酸化炭素の排出量を78%排出し、20年まで60%減らす目標をクリアしている。また19年時点でカーボンニュートラルな拠点を35カ所と14の工場を構える。13年にはサステナビリティプログラム「シェアリング・ビューティ・ウィズ・オール(Sharing Beauty With All)」を始動し、事業の環境だけでなく社会的な影響を改善するものとした。その中で20年までに製品の環境・社会的プロフィール(影響)を100%改善する目標を掲げ、19年時点で85%を達成したという。今年5月には社会・環境課題への取り組みに1億5000万ユーロ(約180億円)を充当すると発表した。また、国際NGOのCDPが設ける3つの基準(気候変動、水資源の保護、森林保護)において最上位のAラインキングを4年連続で獲得している世界唯一の企業だ。

 ジャン・ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)=ロレアル会長兼最高経営責任者は「ロレアルのサステナブルな変革は新たな時代を迎えている。地球が直面している課題は未曾有のものであり、人類が安心して活動できる場所を維持するため、取り組みを加速させることは必要不可欠だ。そのため、われわれはビジネス活動において、また広く社会一般への貢献活動において、この取り組みを加速させる。ロレアルは野心的な目標、つまり“地球の限界の範囲内で活動すること”に対し常に誠実であり続ける」とコメントした。

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