坂巻哲也/「アピッシュ」代表
表参道、青山、銀座などに6店舗を展開するヘアサロン「アピッシュ(apish)」は3月1日、横浜・綱島にあるショッピングセンター(以下、SC)「トレッサ横浜」内に新店をオープンする。店舗名の「アピッシュ ココ(apish coco)」には“ココからキレイになる”“ココロからキレイになる”という意味が込められている。
「アピッシュ」初のSC出店の狙い
今回、「アピッシュ」としてはSCへ初出店となる。「もともと多くの人が来店するSCには興味があった。それに加え、『アピッシュ』も17年目になり、30〜40代のスタッフも増え、スタッフの目指す美容師像が多様化し、『アピッシュ』にいながら自分で店を仕切っていきたいという人も出てきた。そのタイミングでSCから声がかかったことで、今回の出店に至った」と坂巻哲也「アピッシュ」代表は語る。
「トレッサ横浜」には、若いファミリー層が多く、そこがメインターゲットだという。「半個室のメンズブースも用意していて、夫婦でも、奥さん、旦那さんだけでも気軽に訪れられる。また、“フィックスビューティ”をテーマに、前髪カット、リタッチなどのメンテナンスメニューも展開しているので、買い物のついでなどに立ち寄ってもらいたい」。オープンは3月1日だが、2月13日は「大人の女性」をテーマにお客向けイベントを開催し、ヘッドスパ体験会なども行う。そこで事前予約をとっていくという。
新しい店舗出店で大切なのは、そこで働くスタッフのモチベーションだ。「『アピッシュ ココ』には、銀座店で働いている荒川祐樹が店長を務める他、表参道店や青山店からは『その店舗でやりたい』と言ってくれたスタッフが集まっている。そのスタッフたちも実際に横浜に引っ越して、しっかりと地元に根付いて本気でやっていくつもりだ。昨年オープンした川崎・鷺沼のヘアカラー専門店『カラーテラス』が順調に売り上げを伸ばしていて、そこのお客さまが新店にカットやパーマで来てくれることも期待している。『アピッシュ ココ』は郊外のSCへの出店という新たなチャレンジなので、この店舗は絶対に成功させないといけないと考えている」。
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「アピッシュ ココ」の内観イメージ。セット面は12面(うちメンズ3面)、シャンプー台は6台、広さは約132平方メートル
一昔前だとSCに出店するヘアサロンといえば、低価格サロンや地元のチェーン店、老舗サロンといったラインアップだったが、2014年には武蔵小杉の「グランツリー武蔵小杉」に「ガーデン(GARDEN)」が、今年3月には新宿の「ニュウマン」に「ピーク・ア・ブー(PEEK-A-BOO)」が出店するなど、青山、表参道、原宿の人気サロンによるSCへの出店も話題となっている。
その理由について、「SCがオシャレになってきたことで、出店してもイメージの低下がなくなってきたことに加えて、かつては、SCに入るにはコネクションが必要だったが、最近は僕らのようなサロンにもようやく声がかかるようになった。また、青山・原宿でも、新規のお客さまが増えにくくなってきているので、サロンにとってもSCのように施設自体に集客力があると、新規のお客さまを獲得しやすいので魅力的だ」と坂巻代表。
SC側にとっても、ヘアサロンというのは定期的にお客が訪れる場所なので、あるとないとでは施設自体への集客力が違ってくるという。特に都内の人気サロンだと、話題性もあるので、多くの集客が見込まれる。そうした理由からも、SCにとって、人気サロンの誘致というのは大きなメリットとなる。今後はさらに人気ヘアサロンのSC出店も増えてくるはずだ。