ファッション

「リカちゃん」がパパの故郷で初の展覧会開催

 日本玩具文化財団は12月6〜17日、着せ替え人形「リカちゃん」の展覧会「リカ 〜シンボル オブ カワイイ(Licca 〜Symbol of Kawaii)」をフランスのパリ日本文化会館で開催する。日本で誕生した「リカちゃん」は、母に日本人デザイナーの織江、父にフランス人音楽家のピエールを持つ日仏ハーフで、2017年に誕生50周年を迎える。それに先がけ、日本のカワイイ代表として父の故郷で初めて展覧会の開催が決まった。

 展覧会ではフランス人に向けて、初代「リカちゃん」からの変遷やプロフィールを展示する他、「リカちゃん」遊びや文化を日本の歴史とともに紹介する。ハローキティやくまモン、初音ミクなどの日本のポップカルチャーを表現する「リカちゃん」や、桜祭りや茶摘みを象徴する衣装を着た「リカちゃん」、ピエール・エルメ・パリと協業したマカロンの「リカちゃん」など約100体を展示する。また文化服装学院の協力により在校生を対象に、未来の“カワイイ”を表現したドレスのデザインを募集し、入賞した7人のデザイン画を再現したドレスをまとった「リカちゃん」も披露する。

 主催する日本玩具文化財団は、1986年に「リカちゃん」の生みの親、佐藤安太が設立した公益法人。玩具文化の普及を事業の柱として、「リカちゃん」展を全国各地で開催する。

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