ファッション

大人のサーフスタイルをテーマにしたオンラインショップ 「ユーロ サーフ スタイル」がスタート

 ヨーロッパを中心とする、大人のサーフカルチャーやライフスタイル・グッズに特化したeコマースサイト“ユーロ サーフ スタイル (EURO SURF STYLE) ”(以下、ESS)が9月30日にローンチした。

 同サイトは、博報堂DYグループのマハロネットワークス(MAHALO NETWORKS)が運営を行う。ESS立ち上げの経緯について田原毅マハロネットワークス社長は、「ファッションにおける“サーフスタイル”って何だろう?と考えたのがきっかけだった。確かにサーフブランドのロゴやデザイン(サーフボード等)というのもあるが、もっと自由で落ち着いたスタイルもあっていいのではないかと。目指すところは、どんな色にも染まりそうで実は染まらない、黒でも白でもない『Grayなstyle』。白髪の男性にも似合うと思う。たまたまそれがヨーロッパにあった。自分自身をしっかりコントロールできる人に似合うショップでありたい」と話す。

 同サイトのディレクターを務める武野亮平Wordplay代表取締役は、「フランス西部のオセゴーやビアリッツ、イギリス南部のサウサンプトン、ポルトガルのポルトといった、ヨーロッパのサーフィンが有名なエリアは、一般的なサーフィンのイメージとは異なり、晴れの日が少ないヨーロッパにおいて、冬でも曇りでもたき火やキャンプをして波を待ったり、港町の漁師が日々の生活の延長でサーフィンをしていたり、山を登らないと海にたどり着けなかったりと、その土地それぞれの環境下でサーフィンとライフスタイルが一体になっている。自然と対面し、波を待つ間に自ら見つめ直し、環境を大切に守っている彼らの生活に根付いたサーフスタイルの本質を知り、それらのカルチャーにプライドを感じた。その環境だからこそ必要な服がある。そのようなこだわりのある服を、サーフィンを楽しむ大人に向けて提案していきたい」と話す。

 ブランドのラインアップは、ビアリッツの自然や魚をモチーフにした「コーヒー ペーパー(COFFEE PAPER)」や、スペイン・バルセロナのサーフスタイルのオン・オフを提案する「フィルマメント(FIRMAMENT)」、ポルトガルのフランネルシャツや港町ポルトならではのフィッシャーマンコートなどを提案する「ラパス(LA PAZ)」、フランスのオセゴーを拠点に、サーファーでフォトグラファーのセバスチャン・ザネラが提案するライフスタイル・グッズの「デシルージョン(DESILLUSION)」、イギリスのニュー・フォレストを拠点とする“WAVES & TRRES”をコンセプトにしたウエアブランド「パッセンジャー(PASSENGER)」、デンマーク・コペンハーゲンのサーフカルチャーをベースにした「プレサント(PLESANT)」、ロンドンのサーフブランド「ザ サーフ リキュール (THE SURF LIQUOR)」など、現地ブランドをそろえた。

 田原社長は、「将来的にはヨーロッパのビーチに関連したアートや雑貨、動画や雑誌などのメディアも含むヨーロッパのサーフカルチャー全体を日本に紹介していきたい。コンセプトを具現化できるのであればカフェなどもトライしてみたい。現時点で幾つかのブランドとはディストリビューター契約も視野に入れていくが、現地ブランドと相談しつつ、長期的にブランドを成長させていければ」とコメントした。

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