インポーターのグルッポタナカはこのほど、仏「ニナ リッチ(NINA RICCI)」の新ライン「ニナ リッチ デイズ(NINA RICCI DAYS)」を立ち上げた。7月にファーストコレクションを発売し、このほどセカンドコレクションを披露した。「ニナ リッチ」のアーカイブを生かしながら、日本の顧客が着やすい丈感やディテール、シーズンレスで扱いやすい機能性を取り入れる。イザ(IZA)各店のほか、全国のセレクトショップや百貨店で販売する。価格帯は3万〜10万円。ラグジュアリーブランドの価格高騰が進む中、手に取りやすい価格帯と日本市場のニーズに合う商品をそろえ、新たな顧客の獲得を狙う。
ロマンチックな世界観はそのまま、日本向けに着やすく
田中タキ・イザ代表が考案した。田中代表が本国と連携しながら全商品のデザインを監修する。田中代表は、「ファーストラインは近年の価格高騰で、より上位のラグジュアリーブランドとも競合する価格帯になっていた。『ニナ リッチ』が持つロマンチックでエレガントな世界観を、より手の届きやすい価格で提案する必要性を感じていた」と話す。
コレクションはブランドを象徴するリボンモチーフやグログラン、サテンなどフェミニンな世界観は維持しつつ、例えばスリットを浅くしたり、裾のラッフルのボリュームを抑えたりするなど、日本の顧客が日常で着やすいバランスに調整した。ドレープを効かせたドレスは1枚で着るだけでなく、パンツとのレイヤードも想定する丈間にするなど、オケージョンが少ない日本市場に合わせ、着回しの幅も重視した。シーズンを問わず着られることや、自宅で洗える扱いやすさも特徴だ。
全ての商品に環境配慮型素材を採用
環境配慮型素材の採用にもこだわった。蝶理のリサイクルポリエステル「ECO BLUE」やバイオワークスによるポリ乳酸繊維の「プラックス(PLAX)」などのほか、ウールはノンミュールジングウールを選択するなど動物福祉の観点も取り入れた。また田中代表がテキスタイルメーカーと協業しながら独自に調達ルートを開拓し、デッドストック生地も活用する。田中代表は、「今後のファッションの正しい道は、サステナブルしかないと思っている」と話し、今後もデザイン性と着やすさ、環境配慮を両立した商品開発を進めていく。