
今季もヘアメイクアップアーティストらによる華やかなヘアメイクが東京コレクションの舞台を彩った。中でも、“landscapes 2”をテーマに現実と幻想の境界を表現した「ピリングス(PILLINGS)」のバックステージに潜入。モデル一人一人の個性を際立たせるヘアメイクについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月14&21日合併号からの抜粋です)
「ピリングス」
現実と幻想のはざまに映し出す
その人本来の美しさ
コレクションテーマは“landscapes 2”。前シーズンの“landscapes”に続き、日常に潜む曖昧な記憶や印象を描いた。40ルック中25ルックにニットの帽子を採用。ヘアは主張しながらも服の邪魔にならない仕上がりを目指し、肩の力が抜けた自然な美しさを引き出した。メイクは現実と記憶、そして幻想が交錯するような肌づくりを重視。現実の要素として、その人が重ねてきた時間を映し出す肌をあえて隠し切らず、“人間らしさ”を残した。一方で、幻想の要素として内側から発光するような艶と、さらりと滑らかな質感を加えた。ヘアもメイクも、全てを均一に整えるのではなくリアルさを残すことで、エフォートレスさや洗練を新たな形で表現した。
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