
アンファーはこのほど、同社初となるエイジングケアブランド「アンド クレアージュ(AND CREAGE)」を立ち上げ、導入美容液、サプリメント、光美顔器の3品(3890〜6万9800円)を発売した。同グループが運営する女性医療クリニック「クレアージュ」や、公式EC、アマゾン(Amazon)、楽天市場などで販売する。40代以上の更年期世代を中心とした女性のエイジングケア需要を取り込み、新たな事業の柱へ育成する。
「Wキー理論」で美容と健康の両立を提案
「アンド クレアージュ」は、「年齢を重ねる」のではなく、「創造する」という新たな価値を提案する。女性のライフステージに伴う肌や髪、体の変化に着目し、皮膚科学と感性を融合したブランドだ。美のコンディションに関わるエストロゲンとセロトニンを「鍵」、それらを受け取る受容体を「鍵穴」と捉える「Wキー理論」を提唱。両者のバランスを整えることで美容と健康の両立を目指す。
第1弾では、内外からのアプローチで“美容と健康を支える”3品をラインアップする。導入美容液“ステムアウェイクンブースター”(30mL、1万3200円)は、iPS細胞培養上清液と独自成分“エストソイセラム”をリポソーム化し、PDRNやヒアルロン酸、コラーゲンなど美容医療発想の保湿成分も配合する。乾燥による小ジワやハリ不足、透明感にアプローチする。
サプリメント“ソイブルームスティックパウダー”(10本入り3890円、30本入り1万1190円)は、大豆イソフラボンやラクトビオン酸、NMN、GABAなどを配合。日々のコンディションやリラックスをサポートする。
美顔器“フォトスキンデバイス”(6万9800円)は、NIR(近赤外線)、DPL(光)、EMSを組み合わせ、ハリや透明感、表情筋へアプローチ。なお、DPLとNIRを組み合わせた家庭用美顔器は日本初(同社調べ)。
今年度ヘアケアアイテムを拡充 更年期世代の“ヘアロス”に着目
ブランド立ち上げの背景には、グループシナジーの活用がある。アンファーグループは、クリニックのほか、ヘアケアや睡眠、オンライン診療、女性健診など幅広い事業を展開する。今回のブランド開発では、「クレアージュ」に寄せられた患者の声をもとに、更年期世代が抱える悩みを商品へ落とし込んだ。患者からは「若い世代向けの化粧品を使い続けて良いのか」「何を使えばいいのか分からない」といった声が寄せられる一方、「『更年期向け』とうたう商品には手を伸ばしにくい」といった心理的なハードルも少なくなかったという。こうした課題を踏まえ、開発したのが「アンド クレアージュ」だ。
男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICの増子敦貴をアンバサダーに起用したが、更年期というセンシティブなテーマに配慮し、大々的なプロモーションは行わないという。吉岡真実子アンファー取締役は「広く訴求するというより、本当に必要としているお客さまに届く仕掛けを考えていきたい」と話す。
販路はECで展開するが、今後、ターゲット層と親和性の高いリアル店舗の出店も検討する。ラインアップは順次拡充する方向で、今年度中にうねりやヘアロス(抜け毛)などの髪悩みに対応するヘアケア商品を投入する計画だ。また、デリケートゾーンケアなどフェムケア領域への参入も視野に入れる。吉岡取締役は「ゆくゆくは更年期世代の女性の『拠り所』となるようなプロダクトやサービスを提供していきたい」と意欲を示した。