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映画「ハリー・ポッターと賢者の石」公開25周年 スタジオツアー東京の限定ハイティーに見た“大人の再入学体験”

スタジオツアー東京の限定ハイティー

2026年、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」は公開25周年を迎えた。ワーナー ブラザース スタジオツアー東京では、それを記念した特別企画「ホグワーツからの招待状」を開催している。映画の舞台裏を体感できる展示に加え、組分けの儀式や入学許可証など、「賢者の石」の世界観を軸にした新たな演出も登場した。

映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を映画館で観ていた子どもたちは、25年という年月を経て大人になった。当時ホグワーツへの入学に胸を躍らせていた世代は、今やホテルのアフタヌーンティーやハイティーを楽しめる世代でもある。つまり今回スタジオツアー東京が提案しているのは、子どもの頃に憧れた魔法の世界を、大人になった今だからこその楽しみ方でもう一度味わう体験なのだ。

「ダイアゴン横丁の買い物リスト」が物語の始まりを思い出させる

今回のハイティーのテーマは、「ダイアゴン横丁の買い物リスト」。ハリーがホグワーツ入学前、ハグリッドとともにダイアゴン横丁を訪れ、魔法学校で必要な道具をそろえた場面をスイーツとセイボリーで表現している。今回体験してきた、7月1日からバックロットカフェで提供が始まる完全事前予約制の「イブニングハイティーパッケージ」では、メインディッシュのローストビーフに加え、アルコールを含むフリーフロードリンクも用意。一般的なアフタヌーンティーよりも食事としての満足感が高く、映画の世界観に浸りながらゆったりと過ごせる内容だ。

華やかなウェルカムドリンクに加え、スタンドには、入学許可証をモチーフにしたミニクレープやヘドウィグのミニケーキ、ホグワーツのトランクをイメージしたクッキーサンドなどが並び、作品の世界観を細部まで表現している。ここで注目したいのは、テーマが“ホグワーツに入学後の出来事”ではなく、“入学前の買い物”に設定されていることだ。

今回の25周年企画全体のテーマは、ハリーが初めてホグワーツで経験した驚きや発見を追体験することにある。だからこそハイティーも、魔法学校へ向かう期待感を味わう構成になっている。展示と食事を別々のコンテンツにするのではなく、一つの物語としてつないでいる点に、この企画の面白さがあった。

エディターが選ぶベストメニューは“大人のための魔法”

グラフォアマカロン

数あるメニューの中でも、最も印象に残ったのがグラフォアマカロンだった。鶏レバーとマリネした赤キャベツをマカロンで挟んだ一品だが、レバー特有のクセはほとんど感じない。あまじょっぱい味わいに仕上げられたレバーペーストと、ほろりとほどけるマカロンの食感が絶妙に重なり、一口食べるごとに幸福感が増していく。マカロンと聞けば甘いスイーツを想像するが、そのイメージを気持ちよく裏切ってくれる、大人だからこそ楽しめるセイボリーだった。

メーンディッシュのローストビーフも期待以上だった。見た目以上にボリュームがあり、肉の臭みは一切ない。口の中でほどけるような柔らかさに加え、少しほろ苦さと香ばしさを感じるソースが肉のうま味を引き立てている。ハイティーという名前から軽食をイメージしていたが、十分に食事として満足できる内容だった。

25周年イベントで見逃せない3つのポイント

①ホグワーツから届く一通の入学許可証

ロビーでは、ハリーの人生を変えたホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証が来場者を迎える。映画の始まりを象徴する一通の手紙から、25周年の物語は始まる。

②大広間で体験する組分けの儀式

大広間では、400本を超えるキャンドルが浮かぶ空間で組分け帽子による組分けの儀式を体験できる。寮名に合わせて空間全体の色が変化し、ゴーストたちが姿を現す演出は、映画のワンシーンへ入り込んだような没入感がある。

③ダイアゴン横丁からホグワーツ城へ続く物語

ダイアゴン横丁では、ハリーが入学準備のために購入したアイテムをたどりながら、魔法学校へ向かう前の高揚感を追体験できる。そしてツアー終盤には、24分の1スケールのホグワーツ城を舞台にしたクィディッチのプロジェクションマッピングが待っている。『賢者の石』から始まった物語を振り返る25周年らしい締めくくりだった。

25周年が届けたのは「懐かしさ」の先にある体験

実はスタジオツアー東京には何度も訪れたことがある。これほど大規模で細部まで作り込まれた施設だからこそ、大きな展示の更新はしばらくないだろうと思い込み、足が遠のいていた。ところが久しぶりに訪れて驚いた。展示はしっかりアップデートされ、新しい発見が数多く用意されていたのだ。

25年前、「ハリー・ポッターと賢者の石」を観て、本気で魔法使いになれると信じていた6歳の頃の自分。あの頃はホグワーツへ入学することだけを夢見ていたが、今は映画セットや小道具、美術やクリエイターたちの仕事にも目が向く。25年という時間が映画の楽しみ方を変えてくれていたのだ。今回の25周年企画は、単に”あの頃“を懐かしむイベントではなく、子どもの頃に夢中になった世界を、大人になった今だからこその視点で体験し直す企画とも捉えられる。ハイティーもまた、そのために用意された仕掛けの1つだったのである。

イベント情報

■「ホグワーツからの招待状」
開催期間:2026年3月18日〜9月6日
■「イブニングハイティーパッケージ」
開始日:2026年7月1日
価格:大人1万6500円〜(完全事前予約制・120分制)
■ワーナー ブラザース スタジオツアー東京
所在地:東京都練馬区春日町1-1-7
チケットは日時指定の事前予約制。イベントやハイティーの詳細、最新情報は公式サイトで確認できる。

ホグワーツからの招待状の公式サイトはこちら

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