「ムシンサ(MUSINSA)」はファッションECだ。しかし、モノを売るだけでなく、シェアオフィス「ムシンサ スタジオ(MUSINSA STUDIO)」や人材育成プログラム「ムシンサ ネクスト ファッション スカラーシップ(MUSINSA NEXT FASHION SCHOLARSHIP以下、MNFS)」まで事業領域を広げており、その全貌がつかみにくい。しかし、明確な一貫性がある。「韓国のファッションブランドを長続きさせる」。全てはこの大志をかなえるため始まっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月1日号からの抜粋です)
常設店オープンも準備着々
新共同CEOに聞く日本強化戦略
ムシンサは今年1月、新たなCEOを迎えた。創業者であるチョ・マンホ(Cho Man-ho)CEOと共に経営の舵をとるのが、チョ・ナムソン(Cho Nam-sung)新共同CEO。海外事業の加速を見据えての人事であり、「日本はその核となる、最も重要な国」と語る同社だが、これまでどのような下地を整えてきたのか。チョ・ナムソン共同CEOがメディア初のインタビューに答えてくれた。
PROFILE: チョ・ナムソン/ムシンサ共同CEO

WWD:ポップアップの開催など、日本でも存在感が高まっている。
チョ・ナムソン共同CEO(以下、チョ):2021年に現地法人を立ち上げてから、オンラインかオフラインか、ファッションかビューティかを問わず地盤を固めてきた。昨年から目に見える成果が現れ始めたように思う。
WWD:昨年10月に東京・渋谷でポップアップを開催した。24日間で8万2000人が来場したとか。
チョ:ポップアップの開催により、日本における月間の取引高が初めて10億円(100億ウォン)を突破した。これまで主要都市で施策を打ってきたため、オンラインの注文も東京(9%)、大阪(8.5%)、神奈川(7.2%)が上位に並ぶ。一方、小さなパーセンテージではあるが、全都道府県から注文されている。まだ出向けていない地域にも広がっているのは、うれしい驚きだった。
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