IP(知的財産)の活用に本腰を入れるファッション企業が増えている。オリジナルキャラクターの開発に乗り出したり、社内に「IP戦略室」を新設したりする動きも活発だ。でも英語でIPといわれても意味がよく分からないし、なぜ注目を集めるのか疑問に思う人も多いだろう。ここでは今さら聞けないキャラクターやグラフィックのIPの「基本のキ」をコンパクトに解説する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月11日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
その1
そもそもIPとは何か、今なぜIPなのか
IPはIntellectual Propertyの略称で、日本語では知的財産と呼ばれる。知的財産は人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物を指し、ビジネスにおいて必要な手続きを踏めば特許権、商標権、著作権、意匠権、実用新案権などの法律で保護の対象になる。本来は科学技術からデザインを含めた創作物、商品、ブランド、サービスまで非常に広範囲な概念を持つ言葉だ。
ただ近年、ファッション業界において語られる場合のIPは、キャラクターやグラフィックを念頭にすることが多い。例としてアニメや漫画の人気キャラクターなどを衣料品などの商品に採用したり、ファッションブランド自体のIPを洋服以外の形で活用したりすることが挙げられる。
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