Tシャツ専門店として2000年に創業したグラニフ(GRANIPH)は、21年にIPカンパニーに転換した。そのきっかけは、09年に誕生した「コントロール ベアー」や翌年の「ビューティフルシャドー」といったオリジナルキャラクターの存在が、顧客からアイテムのファッション性やクオリティー以上に注目を集めたことだ。枝村亮太執行役員は「キャラクターを通して生まれるお客さまとのコミュニケーションや高揚感に、ものすごい力が秘めていると感じた」と話す。そこで独自性を追求するため、自社IPを主役とする“ツール”と定義した商品開発にかじを切った。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月11日号からの抜粋です)
ビューティフルシャドー
2009年に誕生。どんなときも楽しむ気持ちを忘れずに、自由気ままに過ごすイタズラ好き。長い手足であちこちと縦横無尽に動き回る。基本は黒だが、時にカラフルにもなる。Xでは4コマ漫画を配信中。
「ビューティフルシャドー」や
「イカク」の生みの親
当初はキャラクターを常に生み出す体制で、その数は100を超えた。試行錯誤を重ねながら売れ筋の20点に絞り込んだ中で、急激に人気を集めたのが「イカク」だ。“威嚇していても、やっぱりかわいいレッサーパンダ”というギャップある姿にファンが急増し、雑貨を増やしたことでアパレルの購買率アップ。一気にハートをつかんだ。IPを軸に商品を横断的に、個性豊かに展開することでユニークな開発姿勢にもつながった。
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