ビューティ

天翔天音が藤岡弘、と親子で“変身”ポーズ 「ケイト」×「仮面ライダー」の異例タッグ

カネボウ化粧品のグローバルメイクブランド「ケイト(KATE)」は2日、「仮面ライダー」とタッグを組んだショートムービー「HENSHIN THE FIRST」のプレス試写会を東映本社で開催した。会場には、仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、と、仮面ライダーアインズ/三日月ナユタを演じる、次女の天翔天音(てんしょう・あまね)が登壇。今回特別に“変身”ポーズの共演も披露した。

同作品のテーマは「強く、美しく、HENSHIN」。「ケイト」の主力製品“リップモンスター”と、東映の会員配信サービス「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」発の女性版仮面ライダー1号‟仮面ライダーアインズ”が融合したオリジナルストーリーだ。象徴的なモチーフである「変身」を通して、戦いの先にある葛藤や成長を背景に、外見と内面が変化していく過程を描いている。

天翔は、「強く美しく変身したいという思いが、濃密で芸術的な物語になっていると感じました。未来への期待が高まり、撮影は私にとって新しい一歩でした」と振り返った。

同作品はセリフがなく、目線や表情、呼吸といった感情の動きだけで構成されているという。「心の動きで表現する作品なので難しさもありましたが、自分の内面と向き合いながら撮影に臨みました。外見も内面も含めて、新しい自分へ踏み出せたと感じています」と語り、作品のテーマと自身の成長が重なったことを明かした。

続いて登壇したのが、55年前に本郷剛を演じた藤岡弘、だ。初代仮面ライダーとしての立場から、今回の取り組みを「歴史的な1ページ」と評した。「初代1号仮面ライダーとして、彼女と別世界で一歩を並んで踏み出している感覚があります。世界へ向けた第一歩として、貴重な歴史的1ページを刻めたのではないでしょうか」とコメントした。

さらに、「地球を変えたいと願う人たちの背中を押す作品になったのではないか」と述べ、変身というテーマを“日本の成長”とも重ねた。「変身し続けることで日本も成長していく。その象徴として、若い世代が挑戦し、影響を与える存在へと成長してほしい」と期待を寄せた。

最後に藤岡は、「仮面ライダー1号を演じて55年。“ゴーゴー”ですが、皆さんのおかげでここまで来られました。娘がこのような形で変身し、未来を担う子どもたちとともに歩んでいくことをうれしく思います」と感謝を述べた。

天翔は、「この作品が、新しい自分に変わりたいと願う人の勇気になればうれしい。“リップモンスター”を塗って、強く美しく、誰かの背中を押せる存在になれたら」と締めくくった。

藤岡は、仮面ライダー1号への強い敬意から、これまで公の場で変身ポーズを見せることはなかった。しかしこの日は、「娘にとって歴史的な第一歩になるかもしれない。本郷猛として共に変身します」と、天翔と肩を並べてポーズを決め、会場は大きな拍手に包まれた。

藤岡は「いい思い出になりました」と穏やかな表情を見せ、天翔も「父と一緒に変身できたことは、一生忘れられない瞬間です」と感慨をにじませた。

仮面ライダーとの協業は
“違和感”だからこそ実現

今回、仮面ライダーとメイクアップブランドの「ケイト」が初めて取り組むプロジェクトについて、岩田有弘ブランドマネジャーは「単なるコラボレーションではない」と強調する。ブランドが培ってきたストーリーと、50年以上にわたり描かれてきた仮面ライダーの“変身”という物語、その本質が重なったことで生まれた必然性のある企画だという。

仮面ライダーとタッグした理由は、「“変身”という価値を最も象徴的に表現できる存在だからだ。一見すると意外性のある組み合わせに映るが、あえてその“違和感”や“驚き”を重視した。人の感情が動くのは、予想外の瞬間にあるという考えに基づいている」と説明する。

ブランドが大切にしてきたのは「メイク欲」という感情だ。「メイクを義務としてではなく、自分の衝動として動く瞬間を肯定する。理屈ではなく、感情を揺さぶる映像表現を目指した」。

デジタルとリアルの接点を連動させながら、“リップモンスター”の「鮮度」向上や購買促進を図る。また、単発施策ではなく文化として育てていく構想で、ブランドが掲げる「色褪せない欲望」をグローバルに発信していく計画だ。

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