「ディーゼル(DIESEL)」の創始者であり、ほかに「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」などを擁するOTBを率いるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長はこのほど、フランス政府による最高位の勲章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章した。授章式はローマにあるイタリア外務省本部で行われ、同国に駐在するマルタン・ブリアン(Martin Briens)仏大使が授与した。
ロッソ会長は1955年、イタリア北東部のヴェネト州生まれ。78年に「ディーゼル」を設立し、ユニークなビジネスセンスで事業を拡大。2002年にOTBを設立した。同社は現在、前述のブランドに加えて「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」を保有し、「アミリ(AMIRI)」にも投資。ほかにもアパレル生産や流通を担うスタッフインターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)と、キッズウエアの開発、製造、流通などを手掛けるブレイブキッド(BRAVE KID)を擁している。また、同氏は熱心なワイン愛好家としても知られており、1993年にはヴェネト州に約100万㎡と広大な敷地を持つ農場ディーゼル・ファーム(DIESEL FARM)をオープン。数年前には、ワイナリーへの投資を管理するブレイブ・ワイン(BRAVE WINE)を立ち上げている。
レジオン・ドヌール勲章について
同勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が創設。軍人や、文化・科学・産業・商業・創作活動などの分野における民間人の卓越した功績を表彰することを目的とした、フランスで最も権威のある国家勲章だ。功績などによりシュヴァリエ(5等)、オフィシエ(4等)、コマンドール(3等)、グラントフィシエ(2等)、グランクロワ(1等)と5つの等級がある。
ファレルの授章式はパリ・エリゼ宮殿で
デザイナーでは、これまでにキム・ジョーンズ(Kim Jones)、ジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)、クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、ピエール・カルダン(Pierre Cardin)、森英恵、三宅一生、高田賢三らが受章。
2025年7月には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=メンズ・クリエイティブ・ディレクターも同シュヴァリエを受章している。その授章式が26年1月26日にパリ・エリゼ宮殿で行われ、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領が授与。会場には同ブランドを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)やピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=ルイ・ヴィトン会長兼CEOらが駆け付け、受章を祝した。
なお、アルノー会長兼CEOは11年にレジオン・ドヌール勲章グラントフィシエを、24年に同グランクロワを受章。同氏の長女であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)会長兼CEOは25年1月に、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは25年10月に、それぞれ同シュヴァリエを受章している。