「イソップ(AESOP)」は9月1日、新しいオードパルファム“アバヴアス、ステオーラ オードパルファム”(50mL、2万3870円)を発売する。夜空を駆け抜ける流れ星にインスピレーションを得た、アンバー系のフレグランスだ。
同製品は、カルダモンとアンバーを中心に構成し、カルダモンは可能な限り加工が施されていないものを使用した。また、アンバーの香気を表現した“ファビュリスト アコード”は、フランキンセンス、ラブダナム、バニラビーンを組み合わせ、本来香りを持たない太古の樹脂であるアンバーに芳香を与えている。
トップノートは、ベルガモット、ペッパーを思わせるエレミから始まり、カルダモンはシトラスに近くスパイシーに香る。ミドルノートでは、樹木や革を思わせるシプリオルハートが、温かみのあるラブダナムや樹脂の深みを感じさせるフランキンセンスと溶け合う。ベースノートでは、よりスパイシーでウッディに変化したカルダモンが再び現れ、シプリオルハートとシナモン、ラム酒のようなバニラビーンが加わる。
現代的な新しいアンバーの香りが誕生
「天空のアンバーを創りたかった」という調香師セリーヌ・バレル(Celine Barel)は、「流れ星 行方知らずの恋をして」という黛まどかの俳句や夜空を写した写真、さまざまな琥珀色などにインスピレーションを得た。バレルは、「改めて古典的なアンバーアコードに目を向け、その上で調香の比率を改変した。甘さとパウダリーな要素を控え、代わりに樹木や樹脂の香りを大きく強めて、スパイスの温もりや種々の植物を通じて甘さを感じる方法を探求した」とコメントしている。
古英語で星を意味する“ステオーラ”には、世代や土地を超えて受け継がれる言語の性質に対する称賛が込められている。また、頭上という意味の“アバヴ アス”は、大きな星空を見る時に瞳に映り込む驚嘆の念を表現した。