森川マサノリデザイナーによる「ベイシックス(BASICKS)」は7月19日、ブランド初の旗艦店をオープンする。場所は東京・表参道の神宮前交差点近く。2021年にECを販路に立ち上がった同ブランドは、20代の女性を中心に支持を獲得してきた。
同店は没入型ストア体験を目指し、“日常の中の違和感”というブランドコンセプトを店舗デザインに落とし込んだ。地下空間に広がる売り場は、ステンレス製の壁面や什器がSFムードを醸し出すほか、斜めに傾いたドアや巨大なミラーで異質さを加えている。
今後、商品ラインアップは変化していくものの、オープン後しばらくはブランドの自己紹介も兼ねた構成を予定している。クマ型キャップ“ベアビーニー”などの定番アイテムを中心に、人気の「リーバイス(LEVI'S)」コラボのジーンズや「アンブロ(UMBRO)」コラボのセットアップ、「ニューエラ(NEW ERA)」コラボのキャップを並べる。そのほか、シャツにセンシュアルなブラをドッキングしたブラTシャツ(1万6500円)の限定カラーや、フーディー(3万5200円)、ポロシャツ(1万6500円)といったアイテムを実店舗のみで販売する。なお、商品の内訳はウィメンズウエア6割、メンズウエア4割という比率だという。
また、森川デザイナーがセレクトしたビンテージウエアや、お香やキャンドルなどのライフスタイル雑貨も、今後取り扱いを強化していく。同氏は「『ベイシックス』に限らず、さまざまな種類をそろえることで、ここがお客さまにとって新たな出会いを生む場になってほしい」と話す。
「ベイシックス」は2025年6月に、ANAPにブランドを売却すると発表していた。この新店オープンが、同社が本格的に資本参画するタイミングとなる。
◼︎「ベイシックス」表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目3-7 山岡ビルB1F