
ファッションビルや百貨店など、ウィメンズリアルマーケットの2025-26年秋冬の打ち出しが出そろった。各社は昨今の厳しい残暑や暖冬傾向を踏まえ、体温調節のしやすいレイヤードスタイルを軸に提案を工夫する。本特集では人気業態のスタイリングや企画担当者のインタビューを通じて、今秋冬の“売れる”トレンドを展望する。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月23日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
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戦争や世界各地の政情不安の反動からか、2025-26年秋冬のランウエイでは“優しさ”と“包容力”を感じさせるスタイリングが頻出した。リアルクローズ市場にもそのムードが波及している。「ル フィル(LE PHIL)」のボア素材のジレや「サヴィル サヴィ(SA VILLE/SA VIE)」の首周りにボリュームを持たせたルックのように、温もりを感じる素材や包み込むようなシルエットが、世代やブランドの垣根を越えて広がった。今春夏に「クロエ(CHLOE)」がけん引したボーホーシックなスタイルは浸透しきらず、この秋冬はややトーンダウンした印象だ。
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