ファッション業界向け展示会オーダーシステムなどを提供するターミナル(東京、瀬戸恵介・社長)が5月24日、ベクトルやオークファンなどを割当先とする総額1億円の第三者割当増資を実施し、資金調達したことを発表した。各社の出資比率や出資額は非公開。
資金調達をきっかけに、企業間取引の請求代行などフィンテック事業(ITを活用した金融事業)へ進出し、2020年までに1000億円規模に成長させる考えだ。また、多言語対応や海外拠点の設立など、海外展開支援の事業拡大も計画している。
ターミナルは14年に設立し、新作発表を行う展示会オーダー業務のデジタル化をはじめ、企業間取引のEC化やオンライン上でのPR支援などを行ってきた。サービス提供1年半で、170ブランド・約5000人のバイヤーが同社サービスを利用し、5月末時点で総流通総額が100億円を超えた。年内に導入ブランド数350、利用バイヤー数1万人(うち海外バイヤー1000人)を目指す。