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「クレ・ド・ポー ボーテ」4〜6月商況は前年クリア 美容液などが貢献

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 資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は美容液やベースメイクが好調に推移し、4〜6月の売上高が前年実績をクリアした。前年はコロナ禍で百貨店が営業を休止しており単純には比較できないものの、化粧品専門店の回復が顕著で、売り上げ拡大に貢献している。

 唐川舞奈・資生堂ジャパン プレステージブランドマーケティング部クレ・ド・ポー ボーテ グループは「専門店は地域に根ざした店舗が多いため、客足の落ち込みは想定よりも少なかった」と語る。けん引した製品は美容液“ル・セラム”で、2019年8月にリニューアルして以降売り上げを伸ばし続けている。「“ル・セラム”の発売以前は化粧水と乳液でのケアを提案していたが、美容液が加わり3ステップを提唱したことでより肌実感を得られて支持を集めた」と分析する。

 そのほか、ベースメイクも好調だ。マスク着用のため下地でベースメイクを済ます人が増えていることもあり、3月に発売した毛穴カバーに特化した“ヴォワールマティフィアンリサン”が一時欠品するほど好評だった。「国内外で人気の“ヴォワールコレクチュールn”や化粧崩れを防ぐ“ヴォワールイドラタンロングトゥニュ”とスキンケア効果が高く、肌をトーンアップできる3種の下地がいずれも売り上げをけん引した」という。ブランドの中心顧客層は40〜50代およびシニア層だが、下地は若年層の取り込みにも貢献した。

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