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アダストリア次期社長に木村氏が昇格

 アダストリアは14日、福田三千男代表取締役会長兼社長(74)が5月27日付で会長職専任となり、新社長に木村治副社長(51)が就くと発表した。代表権は引き続き福田氏一人が持つ。また、同日付で財務や人事の責任者である金銅雅之取締役(53)、国内外の営業統括である北村嘉輝取締役(45)の2人が常務取締役に昇格する。

 木村新社長は1969年9月2日生まれ、茨城県出身。90年にアダストリアの前身である福田屋洋服店に入社し、販売員、店長、エリアマネジャー、本部バイヤーなどを経験した。2001年に退社して福岡市でワークデザインを設立。同社は07年にドロップ(後にポイント=アダストリアHDと統合するトリニティアーツの前身)と経営統合し、11年にトリニティアーツの社長に就任。13年にアダストリア取締役となり、16年の常務就任を経て18年から副社長を務めていた。

 トリニティアーツで、「ニコアンド(NIKO AND…)」「ベイフロー(BAYFLOW)」などライフスタイル業態を打ち出し、市場を開拓してきた立役者。13年にアダストリアに参画して以降は、営業部門や新規事業開発を担当。EC専業ブランドを扱うBUZZWIT、飲食事業のADASTRIA eat Creationsなどの子会社を立ち上げてきた。

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