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アソビシステム所属のモデル・ゆらが5月18日、初のパーソナルブック「ゆらぎ」(祥伝社)を発売した。同じ所属事務所の瀬戸あゆみや青柳文子ら、過去にパーソナルブックを出版しているモデルも多いが、ゆらは「ジッパー(ZIPPER)」や「ケラ(KERA)」を中心に多数の雑誌で表紙も務めるなど、大きくカラーが異なりゴスの要素からきているダークなキャラクター性をもつ。
「ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)」から「アール(AR)」「ラルム(LARME)」など、幅広いガールズ雑誌面に出演するゆらは本人のみの特集を組まれることもある。本人がつづるブログやフォロワーが11万人を超えるツイッターやインスタグラムなど、SNSでのキャラクターを全面に発揮した意味不明な言動が彼女の魅力であり、中高生を中心に多くの"ゆら信者"を持つ。ゲームやアニメも大好きというオタクの一面もあり、複数の顔を持つ彼女は自称秘密主義者と、不思議で謎が多い。また、現在は雑誌を中心に広告モデル、最近では動画にも登場していることに加え、今後はモデルとして写真でも映像でも作品に対して表現力を高めていきたいと語る。今回のパーソナルブックの発表にあたり、謎に包まれていた自身をさらけ出すことを決めた理由とは何か。21歳の今の心境と今後の活動への思いを聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):パーソナルブックを出そうと思ったきっかけは?
ゆら:今回このタイミングで出版するのは、仕事の幅を広げていくためです。食わず嫌いだったのですが、自分の中で、嫌なことが減り「何でもやってみよう!」とふいに感じたんです。どこかで自分の逃げ道を作っていたのですが、「人生チャレンジしなきゃだめだ」と心境の変化がありました。きっかけは、おいしいごはんを食べたことですかね。新しい世界をもっともっと見たいです。まだ緊張することもあるんですけどね。なにより、見たいって言ってくれてる人達がいるからこそやる気を出して作ろうと思いました。読者モデルになって皆さんが応援してくれなかったら外に出ずに何にも関心せず、ずっと引きこもってたかもしれないです。応援してくれている皆さんに対して形として恩返しできるのが本なのかなという思いで頑張れました。やはり自分に自信がないので雑誌に掲載し始めた頃はすぐに呼ばれなくなるんだろうなって思ってました。それでも今モデルを続けているのは応援してくれている皆さんがいるからです。大袈裟に言ってますが、自分の人生を変えてくれた存在です。
WWD:パーソナルブックのコンセプトは?
ゆら:コンセプトは決めて作ってません。ファッションとヘアメイクをメーンに自分のカルチャーの紹介も込め、自分の中にある世界観を出していきたいと思いました。こだわりを強く発揮したいので、グラフィックデザイナーと毎日納得がいくまで話し合いました。いつも感覚で動いているので、言葉にすることが得意でなく。頭の中にやりたいということがあり、聞き出してもらいつつ、前準備に全力を注ぎました。その点、スタッフとは相性が良く恵まれたと思います。この本のメインで一番力を入れた巻頭の撮り下ろしでは、スタイリストに相澤樹さん、ヘアメイクに富沢ノボルさん(CUBE)、カメラマンに菊池史さんを迎え、全員が初めてのキャスティングとなりました。表紙で使用する服は作ってもらったもので、撮り下ろしが完成したときはとても感激しました。掲載している過去の撮影では、スリップノットとの対談、成人式の振袖撮影が楽しく印象に残っています。総じてやりたいことができたと思っています。自己プロフィールがわりの一冊となるように好きなもの、ファッションや私物や生活や自分の感覚を作ってきた黒い感じを詰め込んだので、今まで私を知らない人にも本を通して知ってもらいたいです。
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「ジッパー」の撮影
WWD:自分の感覚を作ってきたものは?
ゆら:「ケラ」と音楽で作られたと思います。ビジュアル系の音楽に出合って音楽に目覚めて、黒のパンクファッションが気になり、「ケラ」に出合って、そこから自分が好きなものに出合えました。その影響で音楽が服にも強く関係してます。激しい音楽が好きで、中学生の時、メタルのライブをテレビで見て「自分の音楽はこれだ!」と思ってからずっとはまっています。具体的にはX JAPANやスリップノットが好きです。
WWD:プライベートの変化は?
ゆら:友達とはくだらない遊びばかりで、小さい頃と変わってないです。おばさんになっても名残がある人になっていたいな。自分の中で大人になってからやってみたいこととして、お金を使った遊びをしたいです。スカイダイビングとか、箱根に行くとか。いつもくだらないことしてるときが一番楽しい。仕事では仕上がりを見た時が一番楽しく感じます。
WWD:ヘアとメイクのこだわりは?
ゆら:象徴的なのは3年前から黒髪なこと。本当は銀髪とかにも挑戦してみたいんですけどね。メイクはその日の気分。私自身、感覚によるものが強くて言葉にすることは少ないので、表現したものがそれです。
WWD:私服のこだわりは?
ゆら:もともと"ケラっ子"だったんです。モデルになるきっかけも「ケラ」でした。ボリュームを重視していますね。アイテムでは、レザーやレール、フリル。「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」のシューズや「ヴィヴィアンウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアイテム、ライダースなども好きです。
WWD:ゴスロリの文化については?
ゆら:少なくなったと思います。さみしいです。わたし自身もイベントの時以外は手間で着なくなってしまいました。原点でもあるから盛り上げていきたいです。海外では、日本を代表するファッションとして評価されているのは嬉しいです。
WWD:海外と日本の違いは?
ゆら:3年前に初めてシンガポールに行きました。海外には年に2回くらい行っています。日本にはシャイな人が多いと思います。もっと表に出せばいいのに。海外だと自分の感情にとても素直です。実は私自身も、自分を外に出すことが好きじゃないんですけど。インスタグラムを通じて、海外のファンも増え、海外にもロリータファッションやピンク色の服装が増えたきたことは嬉しいです。日本のファンは中高生と年下が多く、海外では20歳以上の人もロリータを着ています。海外の方が何かと楽なので、ハワイに住みたいです!
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