ファッション

2018年春夏注目モデル 「CK」ラフに選ばれた新井貴子の素顔に迫る

 2018年春夏シーズンがニューヨークで開幕し、今シーズンも日本人モデルの活躍に期待できそうだ。早速注目を集めているのが、26歳の新井貴子(きこ)。ラフ・シモンズによる2回目の「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のショーに登場し、脚光を浴びた。現在はNYを拠点に活動する彼女だが、日本では、TAOやCHIHARU、ここ数シーズンでは、萬波ユカや江原美希といった新人モデルが活躍するドンナに所属。今シーズンは、NYからパリまでコレクションサーキットを横断する。NYで奮闘する彼女にインタビューした。

WWDジャパン(以下、WWD):モデルはいつからスタートした?

新井貴子(以下、新井):大学生の時に大阪でスカウトされました。一番上の姉から勧められたことを機に、2013年夏からシンガポールで本格的にモデルとしての活動を始めました。実を言うと、中学生の頃からスポーツ一筋で、ファッションには全く興味がなかったんですけどね(笑)。

WWD:これまでどんな仕事をしてきた?中でも印象に残っている仕事は?

新井:モデルを始めた最初の1年間は、2カ月ごとにパリに行っていました。その頃に「シャネル(CHANEL)」のヘッドオフィスでモデルをしていたことがとても印象深いことでした。すごく勉強になりました。その後、オートクチュール・コレクションでショーにトライしました。「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」というブランドのショーでは、幼い女の子と手をつないで歩いたのですが、すごく緊張したことをよく覚えています。

WWD:「カルバン・クライン」のショーのバックステージはどんな雰囲気だった?

新井:憧れのトップクリエイターたちが、最高のコレクションを披露するために準備をしていたのですが、ビッグメゾンの余裕というか、特に緊迫ムードもなく、いろんな人と話したり、おいしいケータリングを食べたり、和やかな時間が流れていました。

WWD:ラフ・シモンズはどんな人だった?

新井:ラフは一見クールでサバサバした印象でしたが、洋服やモデルを見る時には急に眼差しが鋭く強くなって、周りの空気まで変わりました。ショーが始まってからは、バックステージで私の出番の時に、ラフは私の肩を叩いて「よし行こう!」と優しく送り出してくれました。ウオーキングに関する指示は、自分の前の人と全く同じスピードでということ以外は特になかったのですが、私はショーで流れていたシガレッツ・アフター・セックス(Cigarettes After Sex)の「Apocalypse」という曲に乗って歩いていました。ラフの世界観に触れながら、インスピレーションをたくさん受けました。

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