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興和が老舗百貨店の丸栄を、TOBで完全子会社化

 興和は12日、老舗百貨店の丸栄をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表した。興和はすでに丸栄株の約69%を保有する筆頭株主だが、完全子会社化により、再建を加速する。株式取得額は約51億円。4月12日の終値80円を上回る、1株あたり128円で買い付ける。同日には医薬品出身だった野原太二雄・社長が5月31日付で退任し、繊維出身の濱島吉充・常務が新社長に就任する人事も発表した。

 丸栄は1615年に創業した呉服屋「十一屋呉服店」にルーツを持つ老舗百貨店で、名古屋市栄に百貨店店舗「丸栄」を持つ。2010年には興和が子会社化し再建を図ってきたが、苦戦を続けており、17年2月期は売上高が前期比10.5%減の186億1200万円、営業損失は4億8500万円(前期は2億7800万円の赤字)、経常損失は6億2600万円(前期は4億2600万円の赤字)、純損失は8億9500万円(前期は5億6400万円の赤字)に留まっていた。

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